外壁が強風で剝がれ、外壁から雨漏りしているので見てほしいと、お問い合わせをいただきました。
築年数が37年を経過しており、外壁が剥がれている箇所が何点か見受けられました。
初めは、外壁の張り替え工事を希望されておられましたが、外壁重ね張り工事と比較すると、既存の外壁を処分する分、処分費用が余分に掛かってしまうことをご説明させていただきました。
まず、外壁の張替工事とは、既存の外壁材を撤去し、新しい外壁材を張り替える工事のことです。
施工メリットとしては、普段は見えない外壁材の中の防水紙が目視できることにより、メンテナンスが可能となることです。
雨漏りで外壁の広範囲に被害を受けてしまった場合や、外壁材の強度が既に弱い場合は、張り替え工事をお勧めします。
施工デメリットとしては、施工費用・解体費用・処分費用があるため、どうしても価格が高い金額になってしまいます。
次に、外壁重ね張り工事(通称:外壁カバー工法)とは、既存の外壁にガルバリウム鋼板や金属サイディング(アルミサイディング)を既存の外壁の上から張る工法で、部分的に外壁が剝がれてしまったり、塗装では対処しきれない時にご提案させていただいております。
施工メリットは、外壁の張り替え工事より安価に済むことと、外壁の張替工事と同等の外壁材耐用年数が期待できることです。
施工デメリットとしては、既存の外壁に既に不具合が生じている場合、外壁材の強度が不足しているため施工ができない恐れがあることです。
今回は外壁張り替え工事ではなく、金額を抑えた外壁カバー工法で対応させていただきました。
金属サイディングは様々な種類があり、ガルバリウム鋼板や、金属サイディングの中にウレタン等が入り防音性・遮熱性・断熱性の高い商品もあります。今回は、海に近い地域ということもあったので、YKK APのアルカベールのアルミサイディングをご提案させていただきました。
施工後は、追加料金なども発生せず、良心的価格で綺麗にしてくれた!若い方ばかりなのに感心!とお褒めの言葉をいただきました。