Tルーフ(T・ルーフ)は、LIXILが販売している天然石付きの金属屋根材です。
耐食性に優れたガルバリウム鋼板の表面に天然石を施しており、「軽い」「強風に強い」「長持ちしやすい」という特徴があります。
特に、既存のスレート屋根の上から新しい屋根材を施工する屋根カバー工法との相性が良く、屋根リフォームで多く使用されています。
石川県では、地震・強風・大雨・積雪など、屋根に負担がかかる環境も少なくありません。
そのためホクリクルーフでも、屋根の状態や今後の住まい方を確認したうえで、Tルーフをご提案することがあります。
Tルーフとはどんな屋根材?
Tルーフは、ガルバリウム鋼板を基材として、その表面に天然石を吹き付けた屋根材です。
一般的な金属屋根とは異なり、表面に天然石の粒があるため、金属特有の光沢を抑えた重厚感のある仕上がりになります。
現在のTルーフシリーズには、
- Tルーフ クラシックR
- Tルーフ モダンN
- Tルーフ ヴェルウッドN
などがあります。
住宅のデザインや外壁の色に合わせて選択できます。
特徴1.軽量で建物への負担を抑えられる
Tルーフ最大の特徴のひとつが「軽さ」です。
LIXILによると、Tルーフシリーズは一般的な瓦と比較して約7分の1、化粧スレートと比較して約3分の1程度の重量とされています。
現行製品では、Tルーフ クラシックR・モダンN・ヴェルウッドNともに、おおむね約6kg/㎡です。
屋根が軽くなることで、建物上部にかかる重量を抑えることができます。
特に瓦屋根から金属屋根へ葺き替える場合は、屋根全体を大幅に軽量化できるケースがあります。
屋根が軽いと地震対策になる理由
建物は地震が起こると左右に揺れます。
屋根が重いほど建物上部の重量が大きくなり、揺れによる負担も大きくなる傾向があります。
そのため、屋根を軽量化することは、地震対策を考えるうえで一つの有効な方法です。
ただし、屋根を軽くしただけで住宅全体の耐震性能が決まるわけではありません。
基礎・柱・耐力壁など、建物全体の構造も重要です。

特徴2.雨水や強風に強い、インターロッキング工法「耐風性」
Tルーフは「インターロッキング工法」という施工方法を採用しています。
屋根材を下地へ固定したうえで、上下の屋根材同士を連結します。
屋根面全体を一体化させる構造になるため、強風による屋根材の浮きや剥がれを抑えやすいのが特徴です。
また、固定部分を上の屋根材で覆う構造になっているため、ビス部分へ直接雨水が当たりにくくなっています。
北陸では冬場の強風や台風などによって屋根に大きな風圧がかかることがあります。
そのため、屋根材そのものの耐久性だけでなく、「どのように固定されているか」も屋根選びでは重要です。

特徴3.天然石付きで色あせしにくい
Tルーフの表面には天然石チップが施されています。
一般的な塗装仕上げの金属屋根とは異なり、天然石そのものの色合いを利用しています。
そのため、長期間にわたって色の変化が起こりにくく、屋根の美観を維持しやすいことが特徴です。
LIXILでは、Tルーフについて長期間の塗り替えが不要な屋根材として紹介しています。
屋根塗装を何度も繰り返したくない方にとって、大きなメリットとなります。
石の凹凸が光や熱を拡散
屋根材の表面には、セラミックコーティングを施した天然石を装着しているため、長期間色褪せせず、塗り替えの必要がありません。
また、真夏には直射日光を受けることから、70℃を超えることもある屋根ですが、表面の石粒の効果により、屋根表面の熱を伝えにくくします。

特徴4.30年の基材保証
Tルーフにはメーカーによる長期保証があります。
LIXILの現行保証では、
・表面コート(美観)保証:10年
・基材保証:30年
となっています。
基材保証では、通常の使用環境において、ガルバリウム鋼板に腐食による穴あきや亀裂が発生しないことが保証されています。
長期間使用する屋根だからこそ、メーカー保証が明確であることは重要なポイントです。
ただし、保証には施工条件や使用環境などの規定があります。
詳しい保証条件については、施工前に確認しておくことをおすすめします。
特徴5.雨音を抑えやすい
「金属屋根は雨音がうるさいのでは?」
と心配される方も多くいらっしゃいます。
Tルーフは金属板の表面に天然石チップが施されています。
この天然石の層が雨粒による金属板の振動を抑えるため、一般的な金属板だけの屋根と比較すると、雨音が響きにくい構造になっています。
さらに、屋根カバー工法の場合は既存屋根の上に新しい屋根を重ねるため、既存屋根と新しい屋根の間にも層ができます。
そのため、通常の一枚物の金属屋根とは音の伝わり方も異なります。
特徴6.屋根から伝わる熱を軽減しやすい
Tルーフの表面には天然石チップによる凹凸があります。
この凹凸によって太陽光や熱を拡散しやすくなっています。
さらに、Tルーフは屋根材の形状によって屋根材と下地の間に空気層ができるため、屋根表面の熱が室内へ直接伝わりにくくなります。
ただし、住宅の暑さは屋根材だけでは決まりません。
屋根裏の断熱材や換気、住宅の構造なども大きく影響します。
そのため、暑さ対策を目的とする場合は、屋根だけでなく断熱や換気も含めて考えることが重要です。
Tルーフは屋根カバー工法に向いている
Tルーフは軽量なため、既存屋根の上から施工する「屋根カバー工法」に適しています。
屋根カバー工法では、既存のスレート屋根などを撤去せず、その上に新しい防水シートと屋根材を施工します。
屋根カバー工法の主なメリット
・既存屋根の撤去量を抑えられる
・廃材処分費を抑えやすい
・工期を短縮しやすい
・工事中の雨漏りリスクを抑えやすい
・屋根を二重構造にできる
築20~30年以上経過したスレート屋根では、何度も塗装を行うよりも、カバー工法で屋根そのものを新しくした方が長期的なメンテナンス負担を抑えられる場合があります。
ただし、すべての住宅でカバー工法ができるわけではありません。
野地板の腐食や雨漏りが進んでいる場合には、既存屋根を撤去して下地から修理する「葺き替え工事」が適していることもあります。
カラーバリエーション



Tルーフの施工事例


金沢市・石川県でTルーフをご検討の方へ
ホクリクルーフでは、金沢市を中心に石川県内でTルーフを使用した屋根カバー工事や屋根葺き替え工事を行っています。
屋根リフォームでは、
「Tルーフが一番良い屋根材なのか」
ではなく、
「この住宅にTルーフが合っているのか」
を判断することが大切です。
現在の屋根材、築年数、下地の状態、雨漏りの有無、今後何年間住む予定なのかによって、適切な工事方法は変わります。
屋根塗装で十分な住宅もあります。
カバー工法が適している住宅もあります。
下地まで傷んでいれば、葺き替えが必要になることもあります。
ホクリクルーフでは現地調査を行い、屋根の状態を確認したうえで、それぞれの工事方法のメリット・デメリットをご説明します。
金沢市・石川県でTルーフや屋根カバー工法をご検討の方は、お気軽にホクリクルーフまでご相談ください。