〜プロが教えるお役立ちコラム〜
北陸地方では、雪止めがある屋根と、雪止めが付いていない屋根を見かけることがあります。
では、雪止めは本当に必要なのか?
建築基準法的にはどうなっているのか?
解説していきますね。
雪止めがある家
- 屋根から雪が一気に滑り落ちるのを防ぐ
- 玄関前やカーポート、隣地との境界に配慮されているケースが多い
- 落雪による事故や雨樋の破損を防ぐ効果あり
雪止めがない家
- 意図的に設置しない場合もある(雪を自然に落とした方が屋根に負担が残らないため)
- 落雪しても影響が少ない立地(隣地が遠い、道路に面していないなど)では設置しないことも
- 雪が積もりにくい屋根形状(勾配が急、金属屋根で滑雪性が高い)だとあえて付けない場合もある
建築基準法での位置づけ
実は、建築基準法で「雪止めを必ず設けなければならない」という規定はありません。
ただし、地方自治体や積雪地域の建築条例によっては
「落雪が道路や隣地に影響を及ぼさないよう配慮すること」といった安全上の規定があるケースもあります。
つまり、法的な義務ではなく「安全配慮」として設置されるのが一般的です。
業者選びのポイント
- 地域性の理解
金沢は豪雪・強風・塩害(日本海側特有)など、屋根に厳しい環境です。
「北陸での施工実績」が豊富な業者が安心。 - 施工内容の透明性
点検後に「写真や動画」で劣化箇所を説明してくれるかどうか。
根拠を見せてくれる業者は信頼度が高いです。 - アフターフォロー体制
工事後の保証や、定期点検の仕組みがあるかを必ずチェック。
屋根は“工事して終わり”ではなく、その後のサポートが重要です。 - 保険・補助金の知識
火災保険や自治体の補助金に詳しい業者は、工事費用を抑えるアドバイスもしてくれます。
雪止めの種類
- 雪止めアングル(横棒タイプ)
金属製のバーを屋根の横方向に取り付け、雪の滑りを抑制。コストと耐久性のバランスが良い。 - 雪止め金具(爪タイプ)
屋根材1枚ごとに小さな金具を取り付けるタイプ。部分的な補強に使いやすい。 - 雪止め瓦(瓦屋根専用)
通常の瓦に雪止め機能がついた瓦を混ぜ込む工法。見た目が自然で景観を損ねにくい。 - 雪止めフェンス
棟から数段下に格子状のフェンスを設置し、大量の雪をがっちり止めるタイプ。豪雪地帯でよく採用される。
編集部からのひとこと
雪止めは「建築基準法で義務づけられているわけではない」ですが、
生活動線や隣地への安全配慮のために設置するかどうかを判断する設備です。
雪国の暮らしにおいては、事故防止のために検討して損はありません。
もし屋根の形状や立地で「雪止めは必要かな?」と迷ったら、地域の施工実績がある専門業者に相談するのが安心です。
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