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コラム

瓦棒屋根・トタン屋根の基本構造について

〜プロが教えるお役立ちコラム〜

瓦棒屋根やトタン屋根などの「金属屋根」は、表面が薄い鉄板やガルバリウム鋼板でできているため、
下地構造が非常に重要になります。
以下に、一般的な屋根裏までの構造を、順を追ってわかりやすく説明します。

屋根の上から順番に説明します。

屋根材(ガルバリウム鋼板・トタン・銅板など)

 └ 雨風・雪を直接受ける最上部の金属板。
  厚さは0.35~0.5mmほど。
  ※瓦棒屋根の場合、「ハゼ棒」や「心木」を使って板を固定するタイプが多い。

ルーフィング(防水シート)

 └ 雨水が万が一屋根材の下に入ったときの「二次防水層」。
  アスファルトルーフィングや改質アスファルトなどを使用。
  粘着タイプのものを使うと、金属屋根の結露にも強い。

野地板(下地合板)

 └ 屋根全体を支える板。
  昔は「杉の厚板」や「構造用合板(12mm前後)」を使用。
  古い家では、この野地板が「トントン葺き」や「竿縁板」などで組まれていることもあ。

垂木(たるき)

 └ 屋根の骨格部分。屋根勾配に沿ってかけられる木材で、野地板を支える。
  間隔は約30~45cm。
  垂木の下には「母屋(もや)」や「梁(はり)」があり、建物全体の強度を確保している。

屋根裏(小屋裏)空間

 └ 断熱材や通気層が設けられる部分。
  古い住宅では断熱がない場合が多く、夏は非常に暑く、冬は結露が発生しやすい。
  現代では「通気層+断熱材(グラスウールやスタイロフォーム)」を入れて、快適性を確保する。

古い屋根によくある構造の特徴

  • 心木(しんぎ)入り瓦棒屋根:木の心棒にトタン板を巻き付けて固定。心木が腐ると、屋根全体が弱くなる。
  • 断熱なし・通気なし:夏は屋根裏が70℃以上になることも。結露による野地板の腐食が多い。
  • ルーフィングが劣化または未施工:古いトタン屋根では、ルーフィングが省かれている例もある。

リフォーム時のポイント

<ガルバリウム鋼板による重ね葺き(カバー工法)>
 古いトタンや瓦棒屋根の上に、新しいルーフィングを葺いてから、新しい金属屋根を直接かぶせる工法
 既存の屋根を撤去しないため、
 ・工期が短い
 ・廃材が少ない
 ・雨の日でも内部が濡れない
 というメリットがある。

編集部からのひとこと

古いトタン屋根や瓦棒屋根の内部は、見えない部分に「時代の名残」が残っています。
見た目はまだ大丈夫でも、野地板や心木が腐っていることは珍しくありません。
屋根リフォームでは、「見えない下地まで診る」ことが、安心を買う第一歩です。


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ホクリクルーフのクチコミ

総合評価

4.9

クチコミ数59

2025-10-06

荒井恒宏 様

コーキング工事、窓板金塞ぎ、外壁重ね張り工事、外壁塗装をして頂きました。 大変良く仕上がりました。

2025-09-24

よこやまゆみこ 様

屋根工事と雨樋の修理をしてもらいました。 すごく親切丁寧に色々ご要望に対して対応していただきました。 ありがとうございました。

2025-09-24

リケ 様

雨押さえ板金工事をしてもらいました。 現地調査から見積に至り、色々と相談にも乗ってもらい、安心して依頼させてもらいました。とても良心的で今後何かあればまたお願いしたいです。

2025-09-17

田辺二美 様

外壁塗装、ベランダ防水、花壇塗装、基礎塗装をお願いしました。 暑い中、職人さんはとても大変だったと思います。色々とこちら側の希望も聞いてくださりありがとうございました。 仕上がりはとても気に入ってます。家が新築になったようで嬉しく思います。

2025-09-17

Naomi Haya 様

瓦の修理依頼 短期間で綺麗に元以上になりました ありがとうございました

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