〜プロが教えるお役立ちコラム〜
桟木とは、屋根材や外壁材を固定するために取り付ける細長い木材のこと。
読み方は「さんぎ」。漢字では「桟木」や「垂木桟(たるきさん)」と書く場合もあります。
サイズはおおよそ「15×30mm」「18×45mm」などの角材が多く、
材質は杉・松などの乾燥木材や樹脂製も使用されます。
以下、プロ目線で分かりやすく解説します。
① 屋根で使う場合
瓦や金属屋根を固定する際、
屋根の傾斜に対して水平に取り付ける細い木材が「桟木」です。
🔹 役割:
- 屋根材(瓦など)を固定するための“受け”となる
- 屋根材の間に通気層を確保し、結露や熱こもりを防ぐ
- 屋根材を一定のピッチで並べる“定規”のような役目も
※ 例:
瓦屋根 → 瓦桟(かわらさん)
金属屋根 → 通気層確保のための桟木を設けるケースあり
② 外壁で使う場合
外壁材(サイディングなど)を貼る際、
胴縁(どうぶち)とも呼ばれる桟木を縦または横に打ちます。
🔹 役割:
- 通気層を確保(通気構法)
- 外壁材をしっかりビス止めできる下地を作る
- 外壁の“歪み”を調整しながら施工できる
桟木の劣化には注意!
木製の桟木は、雨漏りや内部結露によって腐食することがあります。
腐ったままの状態で屋根や外壁をリフォームしても、
新しい材料を固定できず、再び浮きや歪みが発生します。
特に、
- 瓦棒屋根やトタン屋根の下地
- サイディングの下地(胴縁)
などは要注意です。
編集部からのひとこと
桟木は普段見えない場所にある“家の命綱”です。
一見地味でも、ここを丁寧に直してくれる業者は信頼できます。
リフォームを検討する際は、「表面の仕上げ」だけでなく、
その下にある「桟木の状態」までしっかり診断してくれる会社を選ぶことが、
結果的に長く安心できる住まいへの近道になります。
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
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