〜プロが教えるお役立ちコラム〜
外壁サイディングは「長持ちする外壁」と思われがちですが、
実際の寿命は“何もしない場合”と“きちんと手入れした場合”で大きく変わります。
外壁サイディングの一般的な寿命
まず、サイディングそのものの耐用年数の目安です。
- 窯業系サイディング
→ 約30〜40年 - 金属サイディング
→ 約30〜50年
※これは構造材としての寿命であり、
「見た目が保たれる」「防水性能が維持される」期間とは別物です。
塗装などのメンテナンスをしない場合、何が起きる?
① 防水性が失われる(最初に起きる劣化)
サイディング表面の塗膜は、
- 雨水を弾く
- 紫外線から守る
という役割を担っています。
塗装をしないまま年数が経つと
- 色あせ
- チョーキング(白い粉)
- 撥水力ゼロ
となり、雨水を吸う外壁に変わります。
② サイディング本体が水を吸い、変形する
防水性を失った窯業系サイディングは、
- 水を吸って膨張
- 乾いて収縮
を繰り返します。
結果として
- 反り
- 浮き
- ひび割れ
- 欠け
が発生しやすくなります。
③ コーキングが先に壊れる
塗装をしないと、目地や窓周りのコーキングも
- 硬化
- ひび割れ
- 痩せ
が進行します。
ここから直接、壁の中へ雨水が侵入します。
④ 内部の防水紙・下地まで劣化
外壁の内部には
- 防水紙
- 胴縁
- 構造用合板
があります。
外壁からの浸水が続くと
- 防水紙が劣化
- 下地の腐食
- シロアリリスク増大
と、見えない場所で家の寿命が削られていきます。
⑤ 最終的には「塗装では直せない状態」に
ここまで進行すると、
- 塗装不可
- コーキング補修だけでは止まらない
という状態になります。
結果として必要になるのは
- 外壁の張り替え
- 外壁の重ね張り(金属サイディング)
といった、大規模リフォームです。
メンテナンスをしていればどう違う?
- 定期的な塗装
- コーキングの打ち替え
を行っていれば、
- 外壁の寿命を最大限まで延ばせる
- 雨漏りリスクを最小限にできる
- 将来の工事費用を抑えられる
という大きな差が生まれます。
編集部からのひとこと
外壁サイディングは「放置すると静かに壊れていく外壁」です。
- 見た目はまだ大丈夫
- 雨漏りしていない
この段階でも、内部では劣化が進んでいることは珍しくありません。
外壁の寿命は「材料」よりも「メンテナンスの有無」で決まります。
塗装は見た目を良くするためではなく、家を長持ちさせるための防水工事。
「まだ大丈夫」ではなく、「今が一番安く守れるタイミング」かどうかで判断するのが、後悔しない外壁リフォームのコツです。
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