〜プロが教えるお役立ちコラム〜
外壁のすき間を埋めているコーキング。
施工したてはぷっくりしているのに、数年すると痩せて、ひび割れてくる…。
その理由は、材料特性と環境のダブルパンチにあります。
コーキングが痩せる主な理由3つ
① 経年による「可塑剤」の抜け
コーキングの柔らかさを保つ成分=可塑剤
しかし…
- 紫外線
- 熱
- 風雨
これらの影響で、徐々に揮発 → 収縮します。
結果:
表面が凹み、肉やせ → 隙間ができ始める
② 外壁との伸縮差による応力
外壁材は温度や湿度で膨張・収縮します。
特に窯業サイディングは伸縮が大きい!
- コーキングは常に引っ張られる
- 負荷が蓄積 → 亀裂・割れにつながる
③ 施工不良(主にプライマー不足)
ありがちなのが…
- 下地処理が不十分
- プライマー(接着剤)が薄い/塗られていない
- 充填不足
結果:
すぐに剥離 → やせ・割れが加速
放置するとどうなる?
- 雨水侵入 → 壁内部の腐食
- 断熱材が濡れ → 性能低下
- 最終的には 雨漏りへ
コーキングは家の「外壁の関節」
そこが壊れると、家全体に負担がかかります。
正しい対策は?
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 目地の打ち替え | 古いコーキングを撤去し、新しく打つ |
| 耐候性の高い材料を選ぶ | 例:変成シリコン、オートンイクシード等 |
| プロの点検を定期的に | 5〜10年に一度が目安 |
編集部からのひとこと
外壁の美しさは、コーキングが守っています。
小さなひび割れが、家を守る最前線のSOS。
見つけたら、早めのケアで
お住まいの寿命は何倍も延ばすことが可能です。
屋根や外壁、雨どいの不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
無料の診断・お見積りで、最適な工法と費用を丁寧にご提案いたします。
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地域密着だからこそできる、迅速・丁寧な対応をお約束します。



