〜プロが教えるお役立ちコラム〜
外壁リフォームやカバー工法で登場する「胴縁(どうぶち)」には、縦胴縁と横胴縁の2種類の設置方向があります。
それぞれに目的と理由があり、貼る外壁材の種類や工法、通気の取り方によって使い分けられています。
胴縁の役割って?
胴縁とは、外壁材を取り付けるための「下地材」のこと。
外壁材と躯体の間に胴縁を通して、ビス止めの受けや通気層の確保をする重要な部材です。
縦胴縁と横胴縁の違いと使い分け
項目 | 縦胴縁 | 横胴縁 |
---|---|---|
設置方向 | 上から下に通す(垂直) | 左から右に通す(水平) |
主な外壁材 | 横張りのサイディング(窯業系・金属) | 縦張りのサイディング(金属・一部塗り壁) |
通気層の確保 | ◎通気しやすい(下から上へ空気が抜ける) | △通気性は落ちる(胴縁の上で空気が滞留しやすい) |
ビスの打ちやすさ | 横張り材には打ちづらい | 縦張り材には打ちやすい |
特徴 | 通気工法に最適で現代の主流 | 昔ながらの施工法・簡易施工に用いられる |
なぜ「縦」「横」があるの?
結論としては、外壁材の張り方向によって胴縁の方向が決まるためです。
- 横張りの外壁材(例:窯業サイディング)
→ 縦胴縁で対応(横板に対してビスがしっかり効く) - 縦張りの外壁材(例:金属サイディングやスマートスパンなど)
→ 横胴縁で対応(縦板に対して固定点を横に確保)
編集部からのひとこと
「縦か横か、そんなの関係ある?」と思われがちですが、
実は通気性・外壁材の持ち・メンテナンス性にまで関わる超重要ポイント!
特に北陸・石川県のような高湿多雨エリアでは“縦胴縁+通気工法”が鉄板です!
外壁リフォームの見積書に「胴縁の設置方向」が書かれていたら、
「お、この業者はわかってるな…」と思ってOKですよ!
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
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