〜プロが教えるお役立ちコラム〜
ベランダ防水は、
定期的な点検と正しい順番のメンテナンスで寿命が大きく変わります。
やみくもに塗り替えるだけでは、防水性能は回復しません。
セルフチェック項目
専門業者を呼ぶ前に、以下を確認してみてください。
- 表面が色あせている・粉を吹いている
- 細かいひび割れ(ヘアクラック)がある
- 防水層が浮いている・膨れている
- 排水口にゴミが溜まりやすい
- 雨のあと、水たまりが消えにくい
ひとつでも当てはまれば、
何らかのメンテナンス時期に入っています
防水を長持ちさせる基本メンテナンス
① 定期清掃(最重要)
- 砂・土・落ち葉を除去
- 排水口(ドレン)の詰まり解消
水が流れない状態は、防水にとって最悪です。
② トップコートの塗り替え
防水層そのものを守る「保護膜」
- 目安:5年前後
- 紫外線・摩耗から防水層を保護
- 劣化初期なら最も効果的
「まだ防水は生きている」段階で行うのが理想。
③ ひび割れ・端部の部分補修
- ヘアクラック補修
- 立ち上がり部・入隅の補修
- 笠木下や外壁取り合いの再コーキング
雨漏りは、ほぼこの“境目”から始まります。
防水層の種類別・適切なメンテナンス
ウレタン防水
- トップコート更新が必須
- 劣化が進むと再防水が必要
✔ 定期メンテができれば長寿命
FRP防水
- 硬いが割れに弱い
- ひび割れは早期補修必須
✔ 放置すると一気に下地まで進行
シート防水
- 端部・ジョイントの点検が重要
- 浮き・剥がれは張り替え検討
✔ 表面が無事でも、内部劣化に注意
こんな場合は「塗り替えNG」
以下に当てはまる場合、
表面塗装だけでは直りません。
- 防水層が破れている
- 膨れを踏むとフカフカする
- 下階に雨漏りが出ている
- 立ち上がりから水が入っている
再防水・下地補修が必要なサインです。
編集部からのひとこと
ベランダ防水は、
「雨漏りしてから直す場所」ではありません。
水が入ってからでは遅い。
だからこそ、
“何も起きていない今”のメンテナンスが、
一番コストも被害も小さく済みます。
床だけで判断せず、
立ち上がり・笠木・排水口まで含めて
点検することが、家を長持ちさせる近道です。
屋根や外壁、雨樋の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
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