〜プロが教えるお役立ちコラム〜
アスファルトシングルは、ガラス繊維などの基材にアスファルトを含浸させた上に、
彩色砂(鉱物粒)をコーティングした柔軟な屋根材です。
北米で最もポピュラーな屋根材で、日本でも輸入住宅や洋風住宅に多く見られます。
アスファルトシングル屋根の構造(仕組み)
アスファルトシングル屋根は、主に以下の4層構造です:
- アスファルトシングル材(一次防水)
→ 防水性とデザイン性を兼ねた仕上げ材。
→ 水を弾くというより「雨水をうまく流す」構造。 - 防水シート(ルーフィング/下葺き材)
→ 万が一アスファルトシングルの下に入った水を排出。
→ 二次防水の要。 - 野地板(構造用合板)
→ 屋根の下地となる板材。
→ 強度を支える。 - 垂木や屋根下地構造材
→ 屋根全体の骨組み。
特徴とメリット
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ✅ 軽量性 | 約12kg/㎡で、地震時の負担が少ない |
| ✅ デザイン | 色や形状が豊富、洋風建築にマッチ |
| ✅ 静音性 | 表面の砂粒が雨音を吸収 |
| ✅ 柔軟性 | 柔らかくて割れにくい |
| ✅ 防水性 | ルーフィングと併用で強力な二重防水 |
注意点・デメリット
| デメリット | 内容 |
|---|---|
| ❌ 耐風性 | 強風でめくれたり剥がれやすい(接着不良や施工不備) |
| ❌ 耐久性 | 約15〜25年(他の屋根材に比べて短め) |
| ❌ メンテナンス | コケや藻がつきやすく、見た目が劣化しやすい |
瓦屋根が優れている理由
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ✅ 防水性 | 瓦+ルーフィングの二重構造で雨を防ぐ |
| ✅ 通気性 | 空気の通り道で結露や湿気に強い |
| ✅ 耐久性 | 瓦自体は30年〜50年持つ長寿命材 |
| ✅ 修理性 | 一部が割れても差し替えが簡単 |
編集部からのひとこと
「見た目はしなやか、構造はしっかり。アスファルトシングルは“軽くて静かな優等生”」
とくに屋根に重さをかけたくない木造住宅や、静かな室内環境を求める方に人気。
ただし、北陸のような雪・風・湿気が多い地域では、施工の丁寧さ(接着強度・下地処理)が寿命を大きく左右します。
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
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