〜プロが教えるお役立ちコラム〜
外壁を触ったときに、手に白い粉が付く現象を「チョーキング現象」と呼びます。
これは塗膜が紫外線や雨風で劣化し、塗料に含まれる顔料(粉)が表面に出てくることによって起こります。
特に築10年を過ぎた外壁では、多くのお宅で見られる症状です。
なぜ起こるのか?
チョーキングの原因は主に3つ。
- 紫外線による劣化
太陽光の紫外線が塗膜を分解し、樹脂が劣化して粉状の顔料が露出します。 - 雨や風の影響
水分や風によって塗膜が摩耗し、塗料の結合力が弱まります。 - 塗料の耐久年数
塗料には寿命があり、安価なアクリル塗料だと5~7年程度、シリコンやフッ素でも15~20年でチョーキングが出やすくなります。
何がまずいのか?
「粉が付くだけなら放っておいてもいいのでは?」と思う方も多いですが、実は危険信号です。
- 防水性能の低下
外壁が水を弾かなくなり、雨水を吸収しやすくなる。 - カビやコケの発生リスク
吸水した壁が乾かず、菌やコケが繁殖しやすくなる。 - ひび割れ・雨漏りの予兆
劣化が進むとクラック(ひび割れ)や雨漏りにつながる可能性が高い。
つまり、チョーキングは「そろそろ外壁塗装のメンテナンスが必要です」というサインなのです。
対策は?
チョーキングを見つけたら、以下のような対処が有効です。
- 外壁塗装の再塗装
劣化度合いに応じて、シリコン・フッ素・無機塗料など、耐久性の高い塗料で塗り直し。 - 高圧洗浄でのクリーニング
表面の汚れや粉をしっかり落としてから再塗装することで、仕上がりが長持ちします。 - 定期点検
プロによる外壁診断を受けて、早めに劣化の段階を見極めることが大切です。
編集部からのひとこと
チョーキングは、外壁からの“小さなSOS”。
粉がついた時点ではまだ軽傷ですが、放置すればお住まい全体の耐久性に影響します。
気づいたときが、最もコストを抑えてリフォームできるタイミングですよ。
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