〜プロが教えるお役立ちコラム〜
「軒先(のきさき)」「鼻隠し(はなかくし)」「ケラバ」「破風(はふ)」は、どれも屋根の“縁”にある重要な部材で、見た目にも耐久性にも大きく関わってきます。
言葉は聞いたことあるけど、いざ「どこ?」と聞かれると…あやふや、という方も多いはず。
ここでは、それぞれの位置と役割を、わかりやすく解説します。
1. 軒先(のきさき)とは?
✅【位置】
屋根の下端部分で、家の外壁よりも屋根が突き出している部分。
縁側や玄関の上に、屋根が“ひさし”のように伸びている部分をイメージするとわかりやすいです。
✅【役割】
- 雨を外壁に直接当てないように守る
- 日差しを遮って、夏場の室温上昇を防ぐ
- 雨樋を設置する場所でもあります
☂️→ 軒先があるからこそ、外壁や窓に直接雨が当たらず、家が長持ちします!
🪵2. 鼻隠し(はなかくし)とは?
✅ 【位置】
軒先の先端に取り付けられている板材のこと。
ちょうど屋根の先端を「隠す」ようについています。
ここに横どい(軒樋/雨どい)を取り付けるのが一般的です。
✅ 【役割】
- 軒先の構造材(垂木など)を隠し、美観を整える
- 雨樋を固定する
- 雨風・紫外線から木部を守る
👀 鼻隠しが傷んでくると、雨樋が落ちたり、見た目が一気に悪くなります。
3. ケラバとは?
✅【位置】
切妻屋根(∧の形)や片流れ屋根の横の端っこ部分。
屋根の“傾斜”がある側とは直角方向に突き出している部分です。
例:屋根の三角の形の“側面”に当たる部分。
✅【役割】
- 横から吹き込む雨風を防ぐ
- 屋根材(スレートや瓦など)の端部を保護
- 美観的な仕上がりにも大きく影響
🌪️→ 特に横殴りの風や台風時には、ケラバの役割がとても重要になります。
4. 破風(はふ)とは?
✅【位置】
ケラバに沿って取り付けられる屋根の側面の板材部分。
つまり、ケラバをカバーする「板」そのものが破風です。
※「破風板(はふいた)」と呼ばれることもあります。
✅【役割】
- 屋根の中に雨風が吹き込むのを防ぐ
- 屋根の構造材を隠して、美しく仕上げる
- 防火性能を高める役割もある(火の侵入を防ぐ)
🔥→ 昔の言い伝えでは、“風を破る”という意味から“破風”という言葉ができたとも。
編集部からのひとこと
「どれも屋根の端っこでしょ?」と思ったあなた。
実は、この“端っこ”が家を守るカギを握っているんです!
特に北陸・石川県のように雨や雪の多い地域では、
こうした軒先まわりの部材が傷みやすく、雨漏りの原因にもつながることが多くあります。
剥がれ・割れ・腐食が見つかったら、早めの補修や板金カバー工事がオススメです!
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
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