〜プロが教えるお役立ちコラム〜
住宅屋根の“顔”を彩った時代とスレート瓦の種類&寿命についてまとめました。
スレート瓦とは?
スレート瓦(=化粧スレート)は、セメントと繊維質を混ぜた板状の屋根材。
「カラーベスト」「コロニアル」などの商品名でも知られ、軽量・施工性・価格のバランスに優れた人気素材です。
天然スレート(粘板岩)とは異なり、住宅用に工業生産された屋根材です。
スレート瓦が流行したのはいつ?
1980年代〜2000年代初頭(昭和後期〜平成初期)
高度経済成長期〜平成バブル以降、新築住宅で一気に普及。
当時の「モダンな屋根=スレート瓦」というイメージが全国に広がりました。
📌 流行の背景には以下のような要因があります:
- 和瓦よりも圧倒的に軽い → 地震対策にも有利
- 工期が短く・安価 → 量産住宅にマッチ
- モダンでカラフルな意匠性 → 洋風デザインとの親和性◎
スレート瓦の寿命・耐用年数は?
項目 | 内容 |
---|---|
表面塗装の寿命 | 約7〜10年(塗装メンテが必要) |
材質自体の耐久年数 | 約20〜30年 |
寿命を延ばすには? | 10年ごとに塗装メンテナンス推奨 |
塗装不可なケース | 著しい劣化・剥離・アスベスト製品の劣化 |
補足:
素材は比較的丈夫ですが、防水性は“塗膜”に依存しています。
つまり、表面塗装が劣化すると、吸水し割れやすくなり、寿命が縮まるリスク大。
スレート瓦の種類(代表ジャンル一覧)
名称 | 特徴 | 製造元・備考 |
---|---|---|
カラーベスト | 最も普及した平板スレート | ケイミュー(旧クボタ) |
コロニアル | カラーベストとほぼ同等・進化版 | ケイミュー |
アーバニー | 重厚感あるデザイン・縁がランダムカット | 販売終了(ケイミュー) |
グリシェイド | 瓦調・立体感のある意匠性 | ケイミュー |
厚型スレート | 高級志向・断熱性UP | プレミアムラインなど |
波型スレート | 倉庫・工場向き(住宅用ではない) | ニチハなど |
注意ポイント:古いスレート瓦は点検を!
特に1980〜90年代の製品は、アスベストを含む場合があり、
解体時やリフォーム時には飛散防止・法的処分が必要です。
また、2000年代に流通した一部の無石綿スレートには、
「ノンアスなのに強度が弱い」といった初期不良系の製品も存在しました。
👉 雨漏りや割れがなくても、築15年以上経っていればプロ点検が安心!
編集部からのひとこと
スレート瓦は、日本の住宅をモダンに変えた立役者。
しかし見た目がきれいでも、内側では劣化が進んでいることもあります。
北陸・石川県のように湿気や降雨量が多い地域では、
特に凍害・苔・吸水劣化のスピードが早い傾向に。
ホクリクルーフでは、無料の屋根点検+写真撮影+劣化診断までセットで対応中!
塗装で済むのか、カバーか、葺き替えか…最適な選択肢をご提案します。
「スレートかも?」「屋根見たことないな…」という方こそ、まずはお気軽にご相談ください!
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
無料の診断・お見積りで、最適な工法と費用を丁寧にご提案いたします。
「外壁塗装」「外壁サイディング」「屋根塗装」「屋根リフォーム」「雨漏り診断」「雨樋修繕」など、
お住まいの状態が気になる方は、ぜひ各リンクから詳細をご確認ください。
地域密着だからこそできる、迅速・丁寧な対応をお約束します。

