〜プロが教えるお役立ちコラム〜
そもそも「FRP」ってなに?
FRPとは、
Fiber(繊維)
Reinforced(強化された)
Plastic(プラスチック)
つまり、ガラス繊維(ガラスファイバー)などで強化したプラスチック(ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂など)素材のこと。
これらを組み合わせて、軽量なのに、非常に高い強度と耐久性を持つ複合素材を作ったものです。
もともと航空機や船舶、自動車の部材など、強度と軽さが必要な分野で発展してきた素材です。このFRP素材を使った防水工事を「FRP防水」と呼びます。
FRPの構造イメージ
- 下地にガラスマット(繊維)を敷く
- 液体状のポリエステル樹脂をローラーなどで塗布
- 樹脂が固まることで、ガラス繊維と一体化した硬くて頑丈な膜が完成!
つまり、繊維が内部で補強材の役割を果たしているんですね。
FRP防水の特徴
特徴 | 内容 |
---|---|
圧倒的な強度 | ガッチリ固まり、耐久性・耐摩耗性バツグン |
軽量 | 仕上がりが薄く、建物への負担が少ない |
速乾性 | 硬化が早く、工期が短い |
高い防水性能 | 継ぎ目がなく、水をしっかりシャットアウト |
FRP防水が活躍する場所
- 戸建て住宅のベランダ・バルコニー
- 小規模な屋上
- 車庫の屋根など軽量・高耐久が求められる場所
平らな面で、動きの少ない構造部には特に最適です!
注意点・デメリットも知っておこう
デメリット | 内容 |
---|---|
紫外線に弱い | 長年紫外線に当たると表面が劣化。トップコートの定期塗り直しが必要(目安5〜7年ごと) |
柔軟性に欠ける | 地震や建物の動きに追従しづらく、ひび割れることも |
広い面積には不向き | 大規模な屋上には別の防水工法(シート防水など)がベター |
まとめ!こんな人におすすめ
✅ 「ベランダを丈夫にしたい」
✅ 「スピーディに防水を仕上げたい」
✅ 「長く安心して使える防水層がほしい」
そんな方にはFRP防水がぴったりです!
編集部のひとこと
FRP防水は丈夫で長持ちですが、
紫外線による表面劣化を放置すると、防水層がダメージを受けるリスクも。
トップコートのメンテナンスは5〜7年が目安です!
「ちょっと色あせてきたな?」と感じたら、まずはホクリクルーフの無料点検からどうぞ✨
ホクリクルーフでは無料診断・無料お見積りを承っております。
外壁塗装、外壁重ね張り工事・屋根塗装、屋根リフォーム、雨漏り診断、雨樋工事など、それぞれのリンクからご確認いただけます。
