〜プロが教えるお役立ちコラム〜
雪止め(雪止め金具・雪止め瓦)の有無で、家の安全性・メンテナンス性・生活の快適さが大きく変わります。
北陸のような積雪地帯では 雪止めの有無は“家の寿命とご近所トラブル”に直結する重要要素 です。
落雪のリスク
雪止めが“ある”場合
雪が一気に滑り落ちるのを防ぐため、
- 人に当たる事故を防げる
- 車への落雪ダメージ防止
- 隣地や外構(フェンス・物置)の破損防止
- 軒先の雨樋破損を減らせる
特に金沢など密集住宅では必須レベル。
雪止めが“ない”場合
積雪が滑り台のように一気に落下。
- 車がへこむ
- 隣家の敷地へ大量落雪
- カーポートが壊れる
- 軒樋が持っていかれる
- 歩行者に危険
雪国では最も多い冬のクレーム原因です。
雨樋の破損率(例外あり)
ある場合
雪の荷重を分散するため、
雨樋が引きちぎられる確率は低くなる。
※例外として、雪止めで溜め固まり凍結した雪が落下すると破損の恐れは高まる。
ない場合
雪の塊が雨樋を掴むように落ちるため、
- 雨樋が“根元から折れる”
- 全面交換になる
- 火災保険案件に多い
雨樋トラブルの7割は落雪が原因と言われます。
【例外】Tルーフは雪止めが不要とされる理由
Tルーフ(石粒付き金属屋根)は、
表面が“ザラザラの石粒”で覆われているため、雪が非常に滑りにくい という特徴があります。
雪止めが不要になりやすい理由
- 石粒が摩擦を生み、雪が自然と止まる
- ガルバの“ツルツル面”のように滑り落ちない
- 落雪による事故・破損のリスクが極めて低い
- メーカーとしても雪止め不要を前提にしている
注意点
- 完全に落雪ゼロとは限らない
→ 大雪や表面溶解→夜間凍結のタイミングでは滑ることもある - 傾斜の強い屋根や立地条件によっては雪止め補助が必要な場合もある
とはいえ、一般的なガルバ屋根やトタン屋根よりは「圧倒的に雪が動きにくい屋根材」です。
編集部からのひとこと
雪止めの判断は “屋根材×勾配×積雪量×隣家との距離” の4要素で決まります。
Tルーフのような雪が止まりやすい屋根材でも、環境次第では安全対策が必要なケースもあります。
ご自宅の形状に合わせて、最適な雪対策を一度プロにチェックしてもらうと安心です。
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
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