〜プロが教えるお役立ちコラム〜
雨漏りを放置すると「余計な費用がかかる」と言われる理由は、
被害が時間とともに“内部へ深く広がる”ため、修理範囲が大きくなるからです。
外から見えない部分が静かに痛んでいくため、気づいた時には数倍の費用になるケースも珍しくありません。
プロの視点で、その理由をわかりやすくまとめます。
防水紙・野地板など“構造部分”の腐食が進む
雨が入ると、まず防水紙が破れ、次に野地板が腐り、やがて構造材(柱・梁)にまで水が達する場合もあります。
▼ 放置した場合
- 部分補修 → 全体葺き替えへ
- 板金交換だけで済むはず → 野地板まで張替えが必要に
- 数万円で済むはず → 数十万円〜200万円規模へ
内部の構造材が痛むと、大規模修繕しか選択肢がなくなります。
カビ・断熱材の劣化で室内工事が必要になる
雨漏りは天井裏にカビを発生させ、断熱材が水を吸って性能を失います。
▼ 放置の結果
- 天井の貼り替え
- 断熱材交換
- クロス張替え
- 部屋の消臭・除菌の追加費用
屋根だけで済むはずの工事が、室内工事まで巻き込むため費用が跳ね上がります。
シロアリ・腐朽菌被害が拡大する
湿った木材はシロアリと腐朽菌の大好物です。
▼ 放置の結果
- 柱・土台の強度が低下
- シロアリ駆除+防蟻処理の追加
- 大工工事で構造補修
雨漏り → 木材腐食 → シロアリという悪いループに入り、
本来不要だった工事費がどんどん積み上がります。
外壁や内装まで被害が広がる
屋根から入った水は、重力で下へ下へ流れます。
▼ 放置すると…
- 外壁内部の防水紙まで劣化
- サッシ周りからの二次的雨漏り
- 床まで水が回り、フローリング交換
被害が多層化すると、原因特定も難しくなり調査費も増加します。
火災保険が適用できないケースが増える
雨漏りを長期間放置した場合、
「経年劣化」「放置による拡大」と判断され、保険の支払いが下りないこともあります。
本来なら保険で直せた部分まで自己負担になることが多いです。
編集部からのひとこと
雨染みが小さいうちは「まだ大丈夫」と思いがちですが、内部の腐食は想像以上に速く進みます。
早期の点検は“費用を抑えるための最も賢い投資”です。
気になるサインを見つけたら、迷わず専門業者に相談することをおすすめします。
ホクリクルーフでは雨漏り鑑定士が在籍しております。お気軽にご相談ください。
屋根や外壁、雨どいの不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
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