〜プロが教えるお役立ちコラム〜
雨樋(あまどい)がない家は、短期間なら問題が見えにくいですが、
数年〜10年スパンで見ると、外壁・基礎・屋根の寿命を大幅に縮めます。
雨樋は“雨水の通り道をコントロールする装置”なので、これが無いと家が無防備になります。
以下、専門家視点でわかりやすくまとめます。
① 外壁が急速に劣化する
雨水が屋根から滝のように落ち、外壁に直接ぶつかるため、
- 塗膜の早期劣化
- 外壁の汚れ(雨だれ跡)
- コーキングの劣化
- サイディングの反り
が発生しやすくなります。
特に窯業系サイディングは水を吸いやすいため、
雨樋がない環境だと 通常より3〜5年早く傷む と言われます。
② 基礎(家の土台付近)が常に濡れ、劣化が加速する
雨樋がないと、落ちた雨水が跳ね返り、
- 基礎のひび割れ増加
- 外壁の下部の腐食
- 白華(エフロ)
- シロアリを呼び込みやすくなる湿潤環境
につながります。
特に北陸のような湿気の多い地域では危険度が高いです。
③ 雨が地面に直接落ちることで、地盤が不安定になる
落下した雨水が同じ場所に集中すると、
- 土・砂利の流出(掘れてくる)
- 家の周りが常にぬかるむ
- コンクリートが削れてくる(基礎下の地盤に影響する可能性)
- 花壇や植木が荒れる
など、外構へのダメージも大きく、長期的には家の耐久性に悪影響です。
④ 近隣トラブルの原因にもなる
雨樋が無いと、落ちた水がはねて
- 隣家の外壁
- 隣家の駐車場の車
- 敷地境界部分
に雨水が飛散し、苦情につながるケースがあります。
特に車に泥の跳ね返りがつくとトラブルになりやすいです。
⑤ 玄関・勝手口まわりが濡れて危険になる
雨樋がない屋根の場合、
- 入口が常に濡れて滑りやすくなる
- 上から突然雨水が落ちてくる
- 木部の腐食が早まる
といった生活面の支障も出てきます。
結論
雨樋がない家は、見た目・性能・耐久性すべてが早く劣化する ため、
家を長持ちさせるうえで雨樋はほぼ必須の設備です。
編集部からのひとこと
雨樋は「ただの樋」ではなく、家の寿命を左右する重要パーツです。
新品の外壁でも、雨樋がない環境だと数年で一気に劣化します。
もし雨樋が破損したり、勾配がおかしい場合は、
家を守るためにも早めの点検をおすすめします。
必要であれば、現在の雨樋の状態に応じて最適な修理方法もご提案します。
屋根や外壁、雨樋の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
無料の診断・お見積りで、最適な工法と費用を丁寧にご提案いたします。
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