〜プロが教えるお役立ちコラム〜
防水紙とは、屋根や外壁の仕上げ材(瓦・スレート・サイディング等)の下に敷く防水層のことです。
雨水が建物内部に侵入しないようにする、建物を守る“最後の砦”です。
防水紙の重要性とは?
① 見えないところで雨水をブロック
瓦やスレート屋根は、実は完全な防水ではありません。風雨にあおられた雨水は、少なからず隙間から内部に侵入してきます。
このとき、水をシャットアウトするのが防水紙の役目です。

つまり、屋根材は“第一次防水”、防水紙は“第二次防水”として機能しています。
② 雨漏りリスクを大幅に低減
防水紙がしっかりしていれば、仮に屋根材の一部が破損しても、すぐに雨漏りに直結しないケースも多いです。
逆に、防水紙が劣化していると、わずかな隙間やひび割れからでも室内に浸水してしまいます。
③ 耐用年数と劣化にも注意!
一般的なアスファルトルーフィングの耐用年数は約15〜20年です。
太陽光や湿気、施工環境によって劣化が進行すると、本来の防水性能が著しく低下します。
防水紙の種類
種類 | 特徴 | 耐久性 |
---|---|---|
アスファルトルーフィング | 最も一般的、コストが低い | △ 約15〜20年 |
改質アスファルトルーフィング | ゴムや樹脂を混合、耐久性UP | ◯ 約20〜30年 |
高分子系シート(透湿防水シートなど) | 外壁に多く使用。通気性+防水性 | ◎ 高耐久で通気性あり |
防水紙の劣化がもたらすもの
雨漏り(天井・壁・コンセント周りに発生)
カビや腐食による構造材の劣化
シロアリ被害の誘発
リフォーム費用の高額化(内部まで修復が必要になる)
編集部からのひとこと
「屋根材だけじゃダメなんです!」
実は、防水紙こそが家を雨から守る真のヒーロー。
表からは見えないけれど、もしこれが劣化していれば…雨漏りは時間の問題。
屋根や外壁リフォームの際には、必ず防水紙の状態チェックと適切な張り替えをお忘れなく!
雨のシーズン前に、今すぐセルフチェックと診断のご予約をおすすめします!
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