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コラム

瓦棒(トタン)屋根の由来と寿命、そして雨漏り時の対処法

〜プロが教えるお役立ちコラム〜

ここ最近、雨漏りの現場調査に行くと、高確率で「瓦棒屋根の劣化」が原因となっているケースが目立ちます。
特に築30年以上経過した建物では、ルーフィングが役目を果たせず、金属部分の錆や穴から水が侵入していることが多い様子です。
「表面はまだ大丈夫そうに見える」屋根ほど、内部で劣化が進んでいることもあり、現場ではお客様が驚かれるケースも少なくありません。
お客様からトタン屋根と伺っていても、現地調査してみると、それが瓦棒屋根だったということは多くあります。
今回は、そんな瓦棒屋根について解説していきます。

瓦棒屋根とは?

「瓦棒屋根(かわらぼうやね)」とは、屋根の勾配に沿って縦方向に取り付けられた「瓦棒」という下地材に、金属板を葺き付ける工法です。
軽量で施工が早く、明治以降の日本住宅や倉庫で広く使われてきました。

由来と歴史

  • 江戸末期〜明治時代:輸入トタンとともに登場。防火性や軽量さから都市部に普及。
  • 昭和中期:安価で施工しやすいため、住宅・倉庫・町屋に広く採用。
  • 現在:ガルバリウム鋼板など新素材の普及で、伝統的な瓦棒葺きは減少傾向。ただし、古い町屋や農家ではまだ現役です。

瓦棒屋根の寿命

瓦棒屋根の寿命は約20〜30年。ただし、メンテナンスを行わないとさらに短くなるケースもあります。

痛みやすい箇所

  1. 釘・ビスまわり:浮きや錆びが進行し、雨水が侵入しやすい。
  2. 瓦棒と金属板の取り合い:接合部は雨水がたまりやすく、防水の弱点に。
  3. 谷部分や軒先:雨水集中や雪の重みで腐食・穴あきが発生しやすい。
  4. ルーフィングの劣化:金属板よりも先に下葺き材が寿命を迎えることが多い。

雨漏りが発生してしまった時の対処法

瓦棒屋根で雨漏りが起きた場合、部分補修で一時的に抑えることはできます。
しかし、多くのケースでは「ルーフィングの劣化」が根本原因であり、
表面の金属板を一部だけ補修しても再発しやすいのが現実です。

瓦棒屋根の重ね葺き(カバー工法)

  • 既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材をかぶせる工法
  • 新しいルーフィングを全面に施工できるため、雨漏りを根本から解決。
  • 最新のガルバリウム鋼板を使えば、耐久性・遮熱性・防錆性が格段に向上。
  • 工期が短く、撤去費用もかからないのでコスト面でも有利。

編集部からのひとこと

瓦棒屋根は昔ながらの工法で、長年日本の家を守ってきました。
しかし近年は、雨漏り=瓦棒屋根の劣化というケースが非常に増えています。
「まだ大丈夫」と思っていても内部のルーフィングは寿命を迎えている可能性があるため、
築20年以上経過しているお宅は、ぜひ早めの点検とリフォームをご検討ください。


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ホクリクルーフのクチコミ

総合評価

4.9

クチコミ数59

2025-10-06

荒井恒宏 様

コーキング工事、窓板金塞ぎ、外壁重ね張り工事、外壁塗装をして頂きました。 大変良く仕上がりました。

2025-09-24

よこやまゆみこ 様

屋根工事と雨樋の修理をしてもらいました。 すごく親切丁寧に色々ご要望に対して対応していただきました。 ありがとうございました。

2025-09-24

リケ 様

雨押さえ板金工事をしてもらいました。 現地調査から見積に至り、色々と相談にも乗ってもらい、安心して依頼させてもらいました。とても良心的で今後何かあればまたお願いしたいです。

2025-09-17

田辺二美 様

外壁塗装、ベランダ防水、花壇塗装、基礎塗装をお願いしました。 暑い中、職人さんはとても大変だったと思います。色々とこちら側の希望も聞いてくださりありがとうございました。 仕上がりはとても気に入ってます。家が新築になったようで嬉しく思います。

2025-09-17

Naomi Haya 様

瓦の修理依頼 短期間で綺麗に元以上になりました ありがとうございました

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