〜プロが教えるお役立ちコラム〜
リフォームや新築時に「瑕疵(かし)保険」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。
実はこれは、万が一の“施工ミス”や“見えない欠陥”から、施主を守るための保険制度なんです。
以下にわかりやすくまとめました。
瑕疵(かし)保険とは?
「瑕疵(かし)」とは、工事の欠陥や不具合を意味します。
つまり「瑕疵保険」とは、施工後に発見された欠陥に対して、補修費用などをカバーしてくれる保険です。
主に、
- 新築住宅の場合:「住宅瑕疵担保責任保険」
- リフォームの場合:「リフォーム瑕疵保険」
と呼ばれています。
どんな時に適用されるの?
保険が適用されるのは、施工業者の責任による不具合(=瑕疵)が発生した場合です。
<新築住宅の場合>
法律で定められた「10年間の瑕疵担保責任」に対応するため、
構造耐力上主要な部分(柱・梁・基礎など)や
雨水の侵入を防止する部分(屋根・外壁など)に不具合が起きたときに適用されます。
例)
- 雨漏り(屋根や外壁の防水不良)
- 基礎コンクリートのひび割れ
- 柱や梁の傾き・沈下
「屋根は直したのに、なぜかまだ濡れる…」という場合、
外壁やベランダの防水層、サッシ廻りのコーキング劣化 が原因のことが多いです。
モルタル外壁や窯業系サイディングは、年数が経つとひび割れやシーリングの剥がれが起き、
そこから毛細管現象で水が入り込み、内側の木材を傷めてしまいます。
対策ポイント:
ベランダやサッシ周辺の「コーキング打ち替え」や「防水層の再施工」が効果的。
雨漏りは屋根だけではなく、外壁全体の防水バランス を見ることが大切です。
瑕疵保険のメリット
- 施工会社が倒産しても補修費が支払われる
- 第三者検査員による現場検査が入るため、施工品質が向上
- トラブル時の交渉がスムーズに進む(保険法人が仲介)
つまり、瑕疵保険は「工事後も安心して暮らせる住宅を守るための“安全網”」なのです。
適用されないケース(注意点)
- 経年劣化や自然災害(地震・台風など)は対象外
- 施主の管理不足(雨樋の詰まり放置など)による損害も対象外
- 対象工事外(例えば内装リフォームのみ)の場合は加入不可のことも
編集部からのひとこと
雨漏りは、「見えてから」ではなく「見える前に」対応するのが鉄則です。
水は想像以上に“静かに、深く”家の内部に入り込みます。
「まだ大丈夫」と思ったタイミングこそ、プロの点検を受けるチャンス。
小さなシミが、家を守るための大きなサインかもしれません。
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