〜プロが教えるお役立ちコラム〜
一般的に、板金屋根やトタン屋根の寿命は約20〜30年といわれています。
ただし、「板金」といっても材質やメッキの種類によって寿命は大きく変わります。
① トタン屋根(亜鉛メッキ鋼板)
- 寿命目安:10〜20年
- 昭和期の住宅に多く使われていた素材で、安価で施工しやすい反面、錆びやすいのが欠点。
- 表面の亜鉛メッキが酸化して剥がれると、鉄がむき出しになり腐食や穴あきに進行します。
劣化のサイン
- 赤錆・白錆の発生
- 表面の塗膜が剥がれてくる
- 釘浮きや板金のめくれ
② ガルバリウム鋼板屋根
- 寿命目安:30〜40年
- アルミ・亜鉛・シリコンの合金メッキで、耐食性が非常に高い。
- トタンよりも錆びにくく、軽量でリフォーム向き。
- 近年は「SGL(次世代ガルバ)」など、さらに耐久性を高めた製品も登場しています。
劣化のサイン
- ジョイント部やビス周りのサビ
- コーキングの劣化
寿命を縮める原因
- 雨水の滞留(谷部や軒先など)
- 雪や塩害による腐食
- 結露による裏面からの錆
- メンテナンス不足(塗装やシーリングの放置)
長持ちさせるためのメンテナンス
| 対策内容 | タイミング | 効果 |
|---|---|---|
| 再塗装 | 10〜15年ごと | 錆の進行防止、外観保護 |
| コーキング補修 | 10年ごと | 雨水の侵入防止 |
| 棟板金交換 | 15〜20年ごと | 風害・浸水防止 |
| 重ね葺き(カバー工法) | 20〜30年以降 | 下地から防水性を一新 |
編集部からのひとこと
板金屋根やトタン屋根は、錆び始めてからでは補修費用が一気に高くなります。
特に北陸のような積雪・湿気の多い地域では、15年を過ぎたあたりから
「塗装による保護」「棟板金の点検」を定期的に行うことが長寿命化の秘訣です。
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
無料の診断・お見積りで、最適な工法と費用を丁寧にご提案いたします。
「外壁塗装」「外壁サイディング」「屋根塗装」「屋根リフォーム」「雨漏り診断」「雨樋修繕」など、
お住まいの状態が気になる方は、ぜひ各リンクから詳細をご確認ください。
地域密着だからこそできる、迅速・丁寧な対応をお約束します。


