〜プロが教えるお役立ちコラム〜
不動産売却の現場では、雨漏りの有無は査定価格に直接影響する重要項目のひとつです。
以下、分かりやすくまとめてみました。
なぜ、雨漏りの有無がそんなに重要なのか?
雨漏りは単なる「室内のしみ」ではなく、
構造材(柱・梁)や断熱材の腐朽、シロアリ被害、カビ発生といった
二次被害を誘発するサインだからです。
査定時に「雨漏りなし」として提出しても、
内覧やホームインスペクション(建物診断)で発見されれば、
価格交渉の大幅な減額要因になります。
実際の査定への影響(一例)
状況 | 査定価格の変動例 |
---|---|
雨漏りなし | 基準価格(100%) |
軽度の雨染み(修繕済み) | −5〜10% |
雨漏り進行中(要補修) | −10〜20% |
構造材への影響あり | −30%以上のケースも |
つまり、隠すより「正直に申告して補修実績を添える」方が有利なんです。
雨漏りを放置したまま売ると起きるトラブル
- 契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)
- 売却後に雨漏りが発覚すると、売主に「修繕・損害賠償」の責任が発生します。
- 「知らなかった」では済まされません。
- 買主からの信用喪失
- 「雨漏りを隠していた」と判断されると、信頼が一気に失われ、取引自体が破談になることも。
- 再査定での価格下落
- 後から発見された場合、再査定で数百万円単位の減額が行われることもあります。
売却前にできること
- 雨漏り箇所を専門業者に診断してもらう
- 写真・報告書・補修内容を保存しておく
- 「修繕済み・保証あり」としてアピールする
買主にとっても「しっかり修繕された家」は安心材料。
結果として、売却スピードも価格も安定します。
「雨漏りがある=マイナス」ではなく、「修繕済み=安心材料」に!
編集部からのひとこと
雨漏りは“家の健康診断”でいうところの「要再検査」サイン。
放置すると価値が下がる一方ですが、
早期に補修し記録を残せば、「しっかりメンテされた安心住宅」としてむしろ信頼度が上がります。
家を“売る”前に、“直す”。
それが一番の資産防衛です。
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
無料の診断・お見積りで、最適な工法と費用を丁寧にご提案いたします。
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