〜プロが教えるお役立ちコラム〜
外壁リフォームを検討する際に意外と聞かれるのが、
「うちの外壁って、何の素材なんですか?」という質問。
パッと見ではわかりづらい外壁の素材ですが、
実は“見た目”や“触り心地”に注目すれば、ある程度判断できます!
主な外壁の種類と見分け方
① モルタル壁
(昔ながらの左官仕上げ)
特徴:
セメント・砂・水を混ぜた“モルタル”を職人が手作業で塗り仕上げたもの。昭和〜平成初期の住宅に多い。
見分けポイント:
- 継ぎ目がない(1枚の壁のように見える)
- 表面にコテ跡や凹凸模様(リシン・スタッコなど)がある
- ひび割れ(クラック)が出やすい
触感:
ザラザラ/砂っぽい感触
② 窯業系サイディング
(現在主流のパネル壁)
特徴:
セメントと繊維を混ぜて作った板状の外壁材を、パネルのように張っていく工法。2000年以降の住宅に圧倒的に多い。
見分けポイント:
- 四角い板が縦横に分かれて見える(継ぎ目にコーキング)
- レンガ調、木目調、石目調など多彩な模様
- 模様が規則的に繰り返されている
触感:
固くてツルツル/模様によっては凸凹あり
③ 金属サイディング
(軽量・高耐久な外壁)
特徴:
ガルバリウム鋼板などの金属板に断熱材を裏打ちした軽量パネル。最近のリノベやモダン住宅で増加中。
見分けポイント:
- シンプルで直線的なデザイン
- 軽く触ると“コンコン”と金属音がする
- 表面がツヤっとしていたり、つるんとしていることが多い
触感:
ヒンヤリ/ツルツル/表面が薄い金属板のような手触り
④ ALC
(軽量気泡コンクリート)
特徴:
軽くて断熱性の高い発泡コンクリート素材。主に鉄骨住宅や中高層住宅で使用。
見分けポイント:
- パネル状で目地にシーリング
- 表面は細かい凹凸(ざらざら)
- 住宅よりビルっぽい外観が多い
触感:
やや柔らかめ/発泡スチロールに似た感じ(中が空洞)
見分けると何がわかるの?
素材 | 耐用年数 | メンテナンス頻度 | 特徴 |
---|---|---|---|
モルタル | 約30年(塗装で維持) | 約10〜12年ごとに塗装 | ひび割れしやすい |
窯業サイディング | 約30〜40年 | 約10〜15年で再塗装+コーキング補修 | デザイン豊富 |
金属サイディング | 約40年 | 15〜20年でメンテ | 錆に注意/軽い |
ALC | 約60年(構造体) | 10年ごとに塗装・目地補修 | 断熱性◎/施工に注意 |
編集部からのひとこと
「家の壁、なんだかわからないまま塗ってませんか?」
外壁材を知らずにリフォームすると、最適な塗料選びや工法を誤ってしまうリスクも。
素材によって“割れやすさ”や“水の吸いやすさ”が全然違うんです。
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