〜プロが教えるお役立ちコラム〜
一見すると「ちょっとしたヒビ」でも、実は家全体に影響を及ぼす可能性があるのが、基礎のひび割れです。
特に築20年以上の住宅では、地盤沈下やコンクリートの乾燥収縮など、経年劣化によって発生しやすくなります。
放置すると起こりやすいデメリット
① 水の侵入による劣化の加速
ひび割れた箇所から雨水や湿気が入り込むと、鉄筋が錆びて膨張し、さらにひびが広がる悪循環に。
コンクリート自体の強度が下がり、地震や凍結によるダメージを受けやすくなります。
② シロアリやカビの発生リスク
基礎にできた隙間は、シロアリの侵入口になりやすいポイント。
床下の湿度が高まることで、構造木材の腐朽やカビの繁殖につながる恐れもあります。
③ 建物全体の傾き・不具合
基礎のひび割れが深刻な場合、不同沈下(家の傾き)のきっかけになることも。
ドアや窓の開閉が重くなる、床がきしむなどの症状が現れたら要注意です。
ひび割れの種類と見分け方
| 種類 | 主な原因 | 対応レベル |
|---|---|---|
| ヘアクラック(0.3mm以下) | 乾燥収縮 | 経過観察 |
| 構造クラック(1mm以上) | 地盤沈下・鉄筋腐食 | 補修が必要 |
| 貫通クラック | 構造全体の変形 | 専門調査・改修が必要 |
リフォーム・補修の基本対策
- エポキシ樹脂注入:クラック内部に樹脂を流し込み、強度を回復
- モルタル補修:浅いヒビにモルタルを充填して表面保護
- 基礎塗装:防水性を高め、再発を防ぐ
また、ひび割れの根本原因が「地盤沈下」であれば、地盤改良や沈下修正工事が必要になるケースもあります。
単純な「見た目の補修」だけで済ませず、原因を正確に見極めることが大切です。
編集部からのひとこと
「基礎のひび」は“老化のサイン”のようなもの。
放置してもすぐに家が崩れるわけではありませんが、
早期に対処することで、修繕コストも被害も最小限に抑えられます。
気になるひびを見つけたら、専門業者による無料点検を受けるのが安心です。
屋根や外壁、雨樋の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
無料の診断・お見積りで、最適な工法と費用を丁寧にご提案いたします。
「外壁塗装」「外壁サイディング」「屋根塗装」「屋根リフォーム」「雨漏り診断」「雨樋修繕」など、
お住まいの状態が気になる方は、ぜひ各リンクから詳細をご確認ください。
地域密着だからこそできる、迅速・丁寧な対応をお約束します。


