〜プロが教えるお役立ちコラム〜
古き良き日本の住宅でよく見られる「モルタル壁」。
その風合いは魅力ですが、クラック(ひび割れ)や防水性の低下が起こりやすいのも事実。
そこで今回は、モルタル壁に“最適な塗装”とは何か?を、プロの目線でズバリ解説します!
結論から言うと:
モルタル壁には
✅ 弾性塗料(高弾性タイプ) or
✅ 微弾性フィラー+上塗り塗料
が最適です。
理由①:モルタル壁は「ひび割れ」しやすい
モルタルはセメント系の素材で、乾燥収縮や地震の揺れなどで細かいクラック(ヘアークラック)が発生しやすいという特徴があります。
そのため、柔軟性のない硬い塗料だと、
➡️ 塗膜のひび割れ → 雨水の侵入 → 劣化促進
という悪循環に…。
理由②:防水性・通気性のバランスが重要
モルタル壁は水を吸いやすい素材でもあるため、防水性能が高く、それでいて壁内の湿気を逃がす機能も必要になります。
おすすめ塗料のタイプと理由
塗料の種類 | 特徴 | モルタルにおすすめ度 |
---|---|---|
弾性塗料(高弾性アクリル、弾性シリコンなど) | ゴムのような柔軟性でクラックに追従。小さなひび割れにも対応可能 | ★★★★★ |
微弾性フィラー(下塗り)+水性シリコン等の上塗り | クラックを埋めながら下地調整が可能。上塗りで防水性UP | ★★★★★ |
硬質な無機塗料 | 耐久性は高いが、クラックには追従しにくい | ★★☆☆☆(適さない) |
フッ素系塗料 | 耐候性は抜群だが弾性が少ないものが多い | ★★★☆☆(組み合わせに注意) |
具体的な組み合わせ例(プロ施工)
下塗り:微弾性フィラー
→ クラックを埋め、下地をなめらかに整える。
上塗り:弾性アクリル塗料(例:スタッコフレックスリニューなど)
→ 高い透湿性+防水性+柔軟性で長寿命な保護膜を形成。

編集部からのひとこと
モルタル壁は“ひび”との戦い。
家の表情は美しいままに、性能をしっかり保つには、「壁に合わせた塗料選び」が必須です。
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