〜プロが教えるお役立ちコラム〜
タイル外壁の補修は、「どの部分がどのように劣化・破損しているか」によって方法が異なります。
以下に代表的な補修方法をわかりやすく整理しました。
よくあるタイル外壁の劣化と補修方法
1. タイルの浮き・剥がれ
症状
タイルを軽く叩くと「コンコン」と空洞音がしたり、目に見えて浮いている、剥がれかけている箇所がある。
補修方法
- 部分撤去 → 張り替え
→ 浮いている箇所のタイルを一度剥がし、下地補修後、新しいタイルを貼り直します。 - アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法(浮き補修)
→ タイルに穴を開け、樹脂を注入して剥がれを抑える方法。補修跡が目立たず、全面張り替えせずに済みます。
2. 目地の割れ・劣化
症状
タイルとタイルの間のモルタル目地やシーリングが割れている、ひびが入っている。
補修方法
- 目地の再施工(打ち替え or 増し打ち)
→ 劣化したシーリング材を撤去して新たに充填(打ち替え)か、上から補強(増し打ち)。 - 防水材やコーキング剤の塗布
→ 簡易補修として用いられますが、効果は一時的。
3. タイルのひび割れ・欠け
症状
タイルの表面に細かいひび割れ(ヘアクラック)や欠けがある。
補修方法
- 補修用樹脂 or 補修パテで埋める
→ 小さな傷やクラックは補修材で埋め、補修後に着色して目立たなくします。 - 部分タイル交換
→ ひび割れの大きいものは交換が最善です。
4. 全面的な劣化・美観低下
症状
外壁全体の色あせやタイルの汚れが目立つ、経年劣化が進んでいる。
補修方法
- 外壁洗浄+撥水剤コーティング
→ 高圧洗浄や薬剤で洗浄後、撥水剤や透明の保護材を塗布することで、美観を維持しつつ防水性をアップ。 - タイル塗装(透明コートなど)
→ タイルを塗るというよりも、クリヤー塗装で保護するイメージ。艶を出すことも可能です。
注意点(プロに頼むべき理由)
- タイルは見た目以上に重く、施工には専門技術が必要
- 誤った施工で雨漏りや再剥離の原因に
- 足場設置が必要な場合もあり、DIYでは難易度が高い
編集部からのひとこと
「タイルだから安心!」と思い込んでいませんか?
実はタイル外壁も、10年も経てば見えないところから劣化はジワジワ進行…。
ヒビや浮きは、まさに“外壁のサイン会”。
気付かないフリしてると、いきなり“落下イベント”開催なんてことも!?
美しい住まいは、日々のちょっとしたメンテナンスから。
プロの診断を受けることで、リスクを未然に防ぎましょう!
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
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