〜プロが教えるお役立ちコラム〜
スレート(コロニアル)屋根が外れるのは、1つの原因ではなく「複数の劣化と条件が重なった結果」です。
現場で実際に多い理由を、起こりやすい順で解説します。
① 釘の効きが弱くなっている(最も多い)
原因の王道です。
スレート屋根は、
- 釘(またはビス)で野地板に固定
- その上に重なり合う構造
ですが、年数が経つと、
- 野地板が痩せる・腐る
- 釘が緩む(浮く)
- 釘穴が広がる
固定力がほぼゼロになる
この状態で強風が吹くと、
1枚→隣→連鎖的に外れることがあります。
② 経年劣化によるスレートの脆化
スレートはセメント系素材です。
塗装が劣化すると、
- 水を吸う
- 乾燥と吸水を繰り返す
- 内部がスカスカになる
結果、
- 少しの力で割れる
- 釘周りから欠ける
「外れた」のではなく
「割れて飛んだ」ケースも非常に多い。
③ 強風・突風・台風の影響
特に起きやすい条件:
- 築15年以上
- 塗装メンテナンス未実施
- 端部(軒先・ケラバ・棟周辺)
風は屋根の上をめくり上げる力で吹きます。
弱ったスレートは、簡単に持ち上がります。
④ 初期施工不良(釘打ち不良)
新築時や過去の工事で、
- 釘の打ち込み不足
- 規定本数不足
- 釘位置のズレ
- 下穴割れ
こうした状態だと、
年数が浅くても外れることがあります
⑤ ノンアスベスト初期品の構造的弱さ
2000年前後のスレートには、
- 強度が低い
- 割れやすい
という製品的な問題を抱えたものがあります。
築20年前後で、
- パキパキ割れる
- 端部から欠ける
この場合、
部分補修では追いつかないことも。
外れたまま放置するとどうなる?
- ルーフィングが直撃で雨を受ける
- 釘穴から雨水侵入
- 下地(野地板)が一気に腐る
数万円の補修が、数十万円〜に膨らむ原因になります。
再発させないための考え方
- 1枚だけ直す=応急処置
- 周囲が同じ劣化状態なら、再発リスク大
現実的な選択肢:
- 部分差し替え(状態が良い場合)
- カバー工法(重ね葺き)
- 葺き替え(下地まで傷んでいる場合)
編集部からのひとこと
スレート屋根が外れた時点で、
それは屋根全体からの「限界サイン」です。
「風が強かったから仕方ない」
ではなく、
外れる準備がすでに整っていたと考えるべき。
早めに全体を診断すれば、
大きな工事を避けられる可能性は、まだ残っています。
屋根や外壁、雨樋の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
無料の診断・お見積りで、最適な工法と費用を丁寧にご提案いたします。
「外壁塗装」「外壁サイディング」「屋根塗装」「屋根リフォーム」「雨漏り診断」「雨樋修繕」など、
お住まいの状態が気になる方は、ぜひ各リンクから詳細をご確認ください。
地域密着だからこそできる、迅速・丁寧な対応をお約束します。


