〜プロが教えるお役立ちコラム〜
「サイディング」とは、
建物の外壁に張る 板状の外装材 のことを指します。
住宅の外壁仕上げとして、現在の日本で最も一般的です。
外壁の構造について
外壁の内部構造は、一般的にこのようになっています。
[外側]
サイディング(外壁材)
↓
防水シート(透湿防水シート)
↓
通気層(空気が流れる層)
↓
構造用合板(下地)
↓
断熱材・室内壁
[内側]
つまり、サイディングは“見た目をつくる”だけでなく、
建物を雨風から守る最前線の外皮なのです。
主なサイディングの種類と特徴
| 種類 | 主原料 | 特徴 |
|---|---|---|
| 窯業(ようぎょう)系サイディング | セメント+繊維質 | 最も普及。デザイン豊富・コスパ◎ |
| 金属サイディング | ガルバリウム鋼板など | 軽量・断熱性◎・雪国にも強い |
| 木質サイディング | 天然木 | 高級感あり。メンテナンス頻度が高い |
| 樹脂サイディング | 塩化ビニル樹脂 | 海外で普及。耐塩害性◎・国内では少数派 |
サイディングの施工方法
外壁の下地(構造用合板など)の上に、
「通気層」を設けてからサイディングを取り付けます。
板と板の 継ぎ目(目地) は、
防水のために「コーキング(シーリング)」で処理します。
劣化するとどうなる?
- コーキングの ひび割れ・痩せ
- サイディングの 反り・浮き
- 表面塗膜の 退色・チョーキング
- 隙間からの雨水浸入
これらを放置すると、
内部の防水シートや木下地まで劣化し、
雨漏りや構造腐朽につながることがあります。
リフォーム時のポイント
- 劣化初期 → 塗装で再防水
- コーキング劣化 → 打ち替え工事
- 反り・浮き・欠損 → 重ね張り(カバー工法)または張り替え
特に、桟木や下地まで傷んでいる場合は費用が増すため、
早期点検・早期対策が経済的です。
編集部からのひとこと
サイディングは「家の顔」であり「鎧」。
表面がキレイでも、コーキングや下地が先に限界を迎えることもあります。
定期的な点検が、家の寿命を伸ばす最良のメンテナンスとなります。
ホクリクルーフでは、外壁診断士、外壁アドバイザーが在籍しております。
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