〜プロが教えるお役立ちコラム〜
ガスケットの上に塗装を行う際は、非常に注意が必要です。
適切な処理をしないと、剥がれ・ひび割れ・ブリード現象・密着不良といった不具合につながります。
1. 塗料の密着性に注意!
ガスケットの多くはゴム系(EPDMなど)や合成樹脂製で、塗料が密着しにくい素材です。
そのまま塗ると…
- 塗膜がはじく
- 乾いても簡単に剥がれる
- 数ヶ月でボロボロに劣化
👉 専用のプライマー処理をしてから塗装する必要があります。
2. ブリード現象を防ぐ工夫を
可塑剤を含むガスケットの上に塗装すると、**可塑剤がにじみ出て塗膜を変色(黒ずみ)**させる「ブリード現象」が発生します。
対策として:
- ノンブリード型プライマーを使用
- ブリード抑制型の専用塗料を選定
- 可能であれば塗装を避ける処理を検討(マスキングや交換)
3. 素材の劣化度をチェック
劣化して硬化・ひび割れしているガスケットは、塗装するよりも交換を検討したほうが良い場合があります。
4. そもそも塗るべきか再考
実は、ガスケットには塗装しないのが基本のケースもあります。
外壁塗装の際、職人が「ガスケットはマスキングして塗装を避ける」ことも多いです。
施工現場の実例(よくある対応)
- ガスケット部分をマスキングして塗装せず残す
- あえて塗装する場合は、専用プライマー処理+ノンブリード塗料使用
- 古いガスケットは交換して見た目&機能性を改善
編集部からのひとこと
ガスケットは、見た目は地味でも素材も性格も超・デリケート!
ゴムに塗料を乗せるには下地処理と塗料選定が命なんです。
「この業者、ガスケットにも気を使ってくれてるな…」と思えたら、かなり信頼できるかも🧐✨
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