〜プロが教えるお役立ちコラム〜
窓まわりや外壁パネルのすき間。
見えないけれど、そこから雨水や風、ホコリが入り放題だとしたら…?
そんなすき間の“番人”が「ガスケット」なんです!
ガスケットとは?

ガスケットとは、部材同士のすき間に入れて気密性・防水性を高めるパッキン材。
素材は主に以下のようなものが使われています:
- ゴム(EPDM、シリコンなど)
- 合成樹脂(PVCなど)
- 発泡材
どこに使われてるの?
1. 窓サッシ
窓枠とガラスのすき間を埋めて、水密性・気密性をアップ!
2. 外壁材(特に金属サイディングやALC)
外壁パネルのジョイント部分に差し込んで、雨水の侵入を防止!
3. ドアまわり
防音・防風・防虫の効果も期待されます。
コーキングとの違いは?
項目 | ガスケット | コーキング(シーリング) |
---|---|---|
形状・状態 | パッキン状のゴム・樹脂素材 | ペースト状のシーリング材(充填剤) |
施工方法 | パーツとしてはめ込む/挟み込む | 隙間に充填し、ヘラで仕上げる |
主な用途 | 窓・外壁材・ドアの接合部の防水・気密 | サイディング目地や窓周りの隙間充填 |
主な素材 | 合成ゴム(EPDM)や樹脂など | シリコン、変性シリコン、ポリウレタン |
劣化後の対処 | 交換が必要(簡単に外れる) | 打ち替え or 増し打ち |
柔軟性の持続 | 経年で硬化・収縮しやすい | 種類によっては耐久性が高い |
見た目・外観 | ゴムの縁取りとして目立たない | 目地材として仕上がりの美観に影響 |
再施工性 | 分解して入れ直しが必要 | 切り取って新たに充填可能 |
使われ方の違い
ガスケットは、組み立て部材の一部として建材に組み込まれているケースが多く、
窓枠のすき間や外壁の接合部で、部材同士をはさみ込むように使われるのが特徴。
コーキング(シーリング)は、現場で職人が充填して仕上げる防水材で、特にサイディング外壁の目地や窓周りによく使われます。
劣化するとどうなる?
- すき間風が入る
- 雨漏りにつながる
- 結露が増える
- カビやダニの温床に
古いサッシや外壁では、ガスケットが硬化してパキパキに割れているケースも少なくありません。
どちらも重要!でも役割が違う
ガスケット=機械的なパッキン(工業製品的)
コーキング=手作業による隙間充填材(左官的)
編集部からのひとこと
ガスケットの劣化は“家の老化”のサイン。
外壁リフォームやサッシ交換のタイミングでは、この小さな黒子のチェックもお忘れなく!
外壁リフォームやサッシ交換の際は、「ガスケットの硬化」「コーキングのひび割れ」、両方まとめてプロにチェックしてもらいましょう。
ホクリクルーフでは無料診断・無料お見積りを承っております。
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