〜プロが教えるお役立ちコラム〜
「陸屋根(ろくやね/りくやね)」とは、傾斜のほとんどない平らな屋根のことです。
見た目はフラットに見えますが、実際には1〜3%ほどの緩い傾斜(勾配)がついており、雨水を排水口へ流す設計になっています。
陸屋根の構造(仕組み)
陸屋根は「防水構造が命」です。
構造は下から上に向かって、以下のようになっています。
主に以下の4層構造です:
- 構造躯体(鉄筋コンクリートなど)
屋根の骨組み部分。
住宅やビルでは、RC造(鉄筋コンクリート)やS造(鉄骨)が主流。 - 下地モルタル or 断熱材(必要に応じて)
コンクリートの上に傾斜をつけるためのモルタル層。
断熱工事をする場合は断熱材を配置。 - 防水層(ウレタン・FRP・シート防水など)
陸屋根の要。
雨水を防ぎ、建物内部への浸水を防止。
防水層の種類によって耐久性やメンテナンス周期が異なります。 - 仕上げ材(トップコートなど)
紫外線や雨風から防水層を守る表面材。
定期的な再塗布が必要(5年程度が目安)。
陸屋根のメリット
項目 | 内容 |
---|---|
✅ 屋上利用できる | 太陽光設置・物干し・屋上庭園などに最適 |
✅ シンプルでモダンな外観 | デザイン性が高く、箱型建築に合う |
✅ 建物全体を有効活用 | 屋根裏スペースがなく、効率的な間取りに |
陸屋根のデメリット・注意点
デメリット | 内容 |
---|---|
❌ 雨仕舞いがシビア | 勾配が少ないため、水が溜まりやすく雨漏りリスクが高い |
❌ 定期防水メンテが必須 | 防水層やトップコートは劣化しやすく、定期更新が必要 |
❌ 排水詰まりが致命的 | ドレン(排水口)の詰まりが即雨漏りに直結することも |
編集部からのひとこと
「屋上に夢を。けれどその分、雨との付き合いは慎重に!」
陸屋根は、屋上の有効活用ができる魅力的な屋根ですが、定期点検と排水管理、防水更新を怠ると大変な雨漏りリスクが潜んでいます。
石川県や北陸地方のような雨雪の多い地域では、防水施工の品質が特に重要!
「水の流れ・排水経路・勾配・素材の相性」まで含めて、プロの目で施工計画するのが成功のカギです。
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
無料の診断・お見積りで、最適な工法と費用を丁寧にご提案いたします。
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