〜プロが教えるお役立ちコラム〜
以下に、外気の通気工法(外壁通気工法)で
特に注意すべき施工ポイントを、現場での実務視点でわかりやすくまとめました。
1. 通気層の確保(最重要)
- 15〜20mm以上の通気層を連続させる。
- 途中で断熱材の膨らみや桟木の不陸、配線・配管が通気を塞がないように調整。
- 通気層が途切れると 内部結露→構造材の腐朽 に直結。
2. 透湿防水シート(防水紙)の張り方(新築時は必須)
- 上下は必ず 下→上の順で重ねる(雨仕舞い)。
- 重ね幅は100mm以上を確保。
- 破れ・タッカーの打ち漏れはその場で補修。
- サッシ周りの防水紙の巻き込みは 雨漏りの最大リスクポイント なので丁寧に。
3. サッシ周りの防水処理
- 水が入りやすいのは「四隅」。
- 防水テープは角を切り欠き、立ち上がりを確保しながら貼る。
- サッシ下枠の水抜き(ドレン)を塞がない。
4. 基礎水切り(スターター)の通気口確保
- 基礎水切りのスリットを潰さない。
- 外壁下端から入った空気が 必ず上へ抜けられる構造 にする。(コーキングで塞ぐはNG)
- ゴミ・モルタルのこぼれによる目詰まりに注意。
5. 軒天・妻側の通気出口の確保
- 通気工法は「入口」と「出口」がセット。
- 軒天換気(有孔ボード)、妻換気の換気量が基準値を満たすか確認。
- 野地合板の上で通気が止まらないよう、屋根側の通気経路とも整合を取る。
6. 外壁材の留め代・釘の打ち込み深さ
- 釘を打ち込み過ぎると通気層に干渉し、外壁材の動きが阻害される。
- 特に窯業系サイディングは「釘のめり込み」は絶対NG。
7. 開口部・貫通部の気密防水処理
- エアコンスリーブ、換気扇、給湯器など、後付けが多い部分ほど要注意。
- 気密テープで四周をしっかり塞ぎ、穴の隙間からの雨水侵入を防ぐ。
8. 外壁材の継ぎ目(ジョイント)の処理
- 通気層と関係なく見えるが、雨の侵入量に直結。
- シーリングの厚み・幅が規定値を満たしているか確認。
- 三面接着の防止(ボンドブレーカー必須)。
9. バルコニーや入隅・出隅の雨仕舞い
- コーナーは雨のかかり方が複雑で、通気層が詰まりやすい。
- 通気見切り材(通気見切り縁)を活用して空気の流れを確保。
通気工法に不具合が生じた場合どうなるか?
- 壁内結露
- 断熱性能の大幅低下
- 柱・土台・合板の腐朽
- サイディングの反り・割れ
- カビ・ダニの増加
- 室内の湿度バランス悪化
「ちゃんと空気が流れているか」が外壁の耐久性を左右します。
編集部からのひとこと
外壁の通気工法は、単なる“空気の通り道”と思われがちですが、
実際は 住宅の寿命を左右する要となる構造 です。
見えない部分だからこそ、施工精度が直接性能に表れます。
現場では“通気層が途中で潰れている”というケースが意外と多いので、
点検時は特にサッシ周り・配管周り・下端の通気口の確保を
念入りに確認することをおすすめします。
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