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コラム

【プロが解説】屋根の面積ってどうやって計算しているの?

〜プロが教えるお役立ちコラム〜

屋根の面積の積算は、外壁と同様にリフォーム・修繕の見積もり精度に直結する重要な作業です。
特に屋根材の発注や足場計画にも影響するため、プロは「図面」と「現地情報」の両方から正確に計算します。

方法①:図面から計算する方法(平面図+立面図)

1. 屋根の水平投影面積(平面寸法)を求める

平面図から建物の「縦 × 横」を読み取る
 例:縦7.28m × 横10.92m = 79.54㎡(水平面積)

2. 勾配(こうばい)を考慮し、屋根の「実際の面積」に補正

屋根の勾配(こうばい)に応じて、水平面積を「屋根勾配係数」で掛けて実面積を出します。

勾配表記例勾配係数(目安)
2寸勾配2/10 = 11.3°約1.02
4寸勾配4/10 = 21.8°約1.08
6寸勾配6/10 = 31.0°約1.20
8寸勾配8/10 = 38.7°約1.32

方法②:現地調査で実測する方法

1. 屋根の軒先から軒先までの距離を測定

  • メジャーやドローン測量、またはレーザー距離計を使うことも
  • 野地板上での実寸法を測れる場合は正確

2. 勾配を測る(角度計、スマホアプリでも可能)

3. 長辺・短辺・勾配を用いて、屋根の1面ずつ面積を計算

  • 切妻屋根や片流れ屋根は比較的簡単
  • 寄棟・複雑な屋根形状は屋根伏図から面ごとに分割して拾い上げ

屋根形状別の注意点

屋根形状特徴と注意点
切妻屋根左右対称で面積計算がしやすい
寄棟屋根4方向に傾斜があるので、面ごとに拾う
片流れ屋根勾配の強さによって面積が増えやすい
複合屋根各面を分けて足していくため、精度が重要
谷・棟の多い屋根材料ロスが出やすいため、少し多めに見積もる

編集部からのひとこと

屋根の積算は「勾配」を見落とすと、10〜15%以上の誤差が出ることもあります。
特に、金属屋根や太陽光パネルの設置、足場の有無などにも影響するため、
屋根伏図(ふせず)や勾配係数の正確な把握が施工管理のキモです。
ドローン測量などの最新技術を活用する会社も増えていますが、最後は人の目と経験が仕上げる精度がものを言います。


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