〜プロが教えるお役立ちコラム〜
リフォーム会社が行う外壁面積の積算方法は、工事の精度・コスト算出・材料手配の正確性に直結する非常に重要な作業です。
以下に、プロが実際に行っている積算方法を、手順付きでわかりやすく解説します。
方法①:📐【図面から積算する場合】(主に建物の立面図使用)
手順1:立面図を確認(東西南北の4面)
- 建物の四方向の「幅 × 高さ」を確認
- 出っ張り部分(下屋、ベランダ、出窓)も把握
手順2:外壁ごとに面積を計算
- 各面の幅 × 高さ = 壁面積
- 勾配屋根の場合は、軒高・棟高を使って台形で計算
(例:高さ2.6m + 3.2m ÷ 2 × 幅)
手順3:開口部(窓・玄関など)を差し引く
- 窓サイズ例:腰窓1.5㎡、掃き出し窓2.4㎡など
- 面積から開口部を差し引いて、実塗装面積を算出
手順4:外壁材の割付けを確認(サイディング、金属等)
方法②:📏【現地調査で実測する場合】
🔹手順1:建物外周を実測
- メジャーやレーザー距離計を使い、1階・2階それぞれの長さ・高さを測定
🔹手順2:屋根の出幅・ベランダ・下屋も測定
- 2階外壁と1階外壁で奥行きが違う場合、しっかり分けて拾う
🔹手順3:面積を計算し、開口部を差し引く
- 開口部が多い面は面積が大きく変動するため要注意
リフォーム現場でよく使う積算のコツ
項目 | ポイント |
---|---|
立面図 | 新築図面があれば精度が高い。確認申請の控えも活用可 |
開口部 | おおよそ1窓あたり1.5〜2.4㎡で想定する場合も |
2階建て | 1階と2階で外周寸法が違うため、必ず分けて拾う |
屋根の出幅 | 軒の出が600mmなどある場合は、その分を差し引く |
足場・破風板など | 外壁面積には入れず、別途数量で拾うことが多い |
編集部からのひとこと
外壁積算は「図面で正確に拾う力」と「現地で柔軟に判断する目」が重要です。
リフォームの見積精度を上げるには、立面図と現地実測のハイブリッド方式がベスト。
数㎡の差でも、数万円単位の見積ズレになるため、信頼される業者は「積算の丁寧さ」が違います。
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
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