〜プロが教えるお役立ちコラム〜
「ポタポタと音がする…」「天井にシミが…」
そんな不安を抱えて雨漏り診断のご依頼をいただくことが多い今日この頃。
しかし、雨漏りは原因の“特定”が最も難しい現象のひとつ。
プロの現場では、原因を闇雲に探すのではなく、的確に絞り込むことがとても重要なのです。
今回は、プロが必ず最初に確認する3つの鉄則ポイントを解説します!
~原因究明の“第一歩”を間違えると、いつまでも直らない!?~
①【雨水の侵入経路】の特定
まず最初に見るのは「どこから雨水が建物内部に入り込んでいるのか」という点です。
雨漏り=天井のシミ、と思いがちですが、雨水は外壁・サッシ・屋根・ベランダなど、あらゆるところから侵入してきます。
プロの視点ではこんな箇所をチェック:
- 屋根の棟板金・谷板金・瓦やスレートのズレ
- サッシまわりのコーキングの劣化
- 外壁のクラックやジョイントの開き
- ベランダの排水不良や防水層の破れ
※石川県のような風雨が強い地域では、横殴りの雨がサッシや換気口から侵入することも!
②【漏れてきた場所=原因とは限らない】
これは意外と見落とされがちなポイント。
「この天井から漏れたから、この真上が原因だ!」と思ってしまいがちですが、雨水は内部を伝って移動してから表面に現れます。
たとえば…
- 実は3メートル先の外壁から侵入し、垂木をつたって天井中央に到達していた
- 屋根裏で結露水と混ざり、シミが複数箇所に現れていた
…というケースも。
つまり、目視できるシミは“結果”であり、“原因”ではないのです。
③【雨仕舞い(あまじまい)の破綻】を見逃さない
建物には「雨仕舞い」という、“雨が入りにくいように設計された構造”があります。
その機能が何らかの理由で崩れていると、雨漏りリスクが高まります。
プロは以下の点を入念に確認します:
- 屋根や外壁の重ね方向が逆になっていないか(施工不良)
- シーリングが切れていて水の通り道ができていないか
- 雪止めや雨樋が外れて排水がうまくできていないか
特に金沢市など雪の多い地域では、融雪時の水流で通常の雨仕舞い設計が破綻しやすい点にも注意が必要です。
編集部からのひとこと
「とりあえず屋根見てもらえばいいよね?」
そう思っていませんか? 実はそれが雨漏り迷宮のはじまり…。
プロは、“漏れている場所”ではなく“入ってきた場所”を見ています。
原因を正しく突き止めることこそが、最短の雨漏り解決への道!
石川県のように風雨・積雪が複雑に影響する地域では、経験豊富な雨漏り診断士・雨漏り鑑定士による「総合的なチェック」が欠かせません。
ホクリクルーフは雨漏り鑑定士が在籍していますので、お気軽にご相談くださいませ⭐️
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
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