〜プロが教えるお役立ちコラム〜
屋根と外壁の“取り合い部分”に取り付ける板金のこと。
雨水が壁側へ回り込まないように押さえ、流れを制御するための重要な部材です。
簡単に言うと──
「屋根と壁の隙間に雨が入らないように守るフタ・カバー」
というイメージ。
雨押さえ板金はどこについている?(よくある場所)
① 屋根と外壁が接している部分(横壁との取り合い)
・下屋(1階の屋根)が2階の壁にぶつかる部分
・サンルームや増築部分の接点
→ 最も一般的で、雨押さえ板金の必須ポイント
② バルコニーの外壁と屋根の取り合い
バルコニー下の屋根に接する壁。
ここも雨が集中しやすく、取り合いは雨漏りリスクが高い。
③ 立ち上がり部分の板金仕上げ箇所
・ガルバ屋根の立ち上がり
・パラペットの根元
など、雨水が壁方向に向かいやすい部分に使われる。
雨押さえ板金の役割
役割1:雨の侵入を防ぐ“最終的な雨仕舞い”
屋根と壁の間には、必ずわずかな隙間がある。
ここから雨水が浸入するのを板金で確実にブロックする。
役割2:雨水を正しい方向に流す“水切り”の機能
雨押さえ板金には、
水が壁側に入らず屋根側へ流れるように折り返しや勾配がついている。
などが一般的。
役割3:紫外線から防水シート(ルーフィング)を守る
ルーフィングが露出している取り合い部は
紫外線で劣化しやすい。
板金で覆うことで防水層を長く保護できる。
役割4:見た目を整える“化粧材”の意味も
露出したルーフィングや下地材を隠し、
屋根と外壁の接点をきれいに仕上げる。
雨押さえ板金が劣化するとどうなる?(よくある症状)
・コーキングの剥がれで雨水が回り込む
・板金の浮き → 風でバタつく
・穴あき → 毛細管現象で壁内に水が侵入
・内部の防水シートが腐る
・室内に雨漏り発生
特に 見た目は無事でも、裏側から雨が入っているケースが多い のが雨押さえの怖いところです。
編集部からのひとこと
雨押さえ板金は
屋根と外壁の取り合いに必ず必要な“防水の要”で、
雨漏り原因のトップクラスによくある場所でもあります。
小さな部材ですが、
・設置位置
・折り返しの高さ
・コーキングの使い方
・下地への納まり
で耐久性が大きく変わります。
屋根や外壁、雨どいの不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
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