〜プロが教えるお役立ちコラム〜
破風とは、屋根の端(妻側)についている板状の部材のこと。
屋根の「横顔」を形づくるパーツで、
風・雨・紫外線から屋根の端部を守る“盾”の役割をしています。
位置を簡単にいうと、
切妻屋根や寄棟屋根の“屋根の三角部分の側面”についている板です。
破風の主な役割
① 風雨から屋根の端部を守る
破風が無いと、屋根材の側面から雨が侵入しやすくなります。
② 屋根の強度を安定させる
屋根の端部は風の影響を強く受けるため、
破風が風圧をやわらげ、屋根の耐風性を向上させています。
③ 外観を整える(化粧性)
破風は家の見た目を大きく左右する部分。
色分けやデザインでアクセントになるため、外観の印象にも重要。
破風が劣化するとどうなる?(デメリット)
破風には木、窯業系、金属などさまざまな材質がありますが、
どれも劣化すると外壁より早く症状が出やすいのが特徴です。
デメリット①:雨漏りの原因になる
・破風が割れる
・板金カバーが浮く
・継ぎ目のコーキングが切れる
などで隙間が生まれ、屋根の端から雨が回り込みます。
特に破風裏の“鼻隠し”や軒先構造に被害が波及しやすい。
デメリット②:強風で剥がれ、二次被害のリスク
劣化した破風は“風を受ける面”なので、
・台風時にバタつく
・破風板が飛ぶ
・雨樋が一緒に外れる
など、近隣への飛散事故につながる可能性も。
デメリット③:外観が大きく損なわれる
破風は家の“顔”。
ここが色あせ・剥がれ・腐食すると、家全体が古く見えます。
破風の主な対処法(リフォーム方法)
破風の状態に応じて施工方法が変わります。
① 塗装によるメンテナンス(軽度の劣化)
・色あせ
・小さなひび
・軽度のチョーキング
といった場合は、塗装で保護できます。
② 板金巻き(カバー工法)— 中度〜重度の劣化
木破風や窯業系破風が劣化している場合に多い方法。
ガルバリウム鋼板で破風全体を覆うため、
耐久性アップ、見た目改善、メンテナンス大幅減が期待できます。
・腐食を進行させたくない
・強風対策をしたい
→ こうした場合に非常に効果的です。
編集部からのひとこと
破風は小さなパーツに見えますが、
屋根の防水・耐風性を支える“とても重要な部位”です。
見過ごされがちですが、
・色あせ
・ひび割れ
・浮き
などの軽い劣化でも放置すると
雨漏りや風被害につながります。
屋根や外壁、雨どいの不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
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