〜プロが教えるお役立ちコラム〜
普段は見えないけれど、屋根の下にはさまざまな「構造」と「素材」が使われています。
ここでは、屋根がどうできていて、どんな機能を果たしているのかを分かりやすく解説します!
① 屋根の基本構造(断面図イメージ)
上から順に構造を見ると、こうなっています

① 屋根材(瓦・スレート・金属など)
② ルーフィング(防水シート)
③ 野地板(のじいた)
④ 垂木(たるき)
⑤ 小屋組み(梁・母屋などの骨組み)
それぞれの役割を見てみましょう!
② 各パーツの役割とは?
① 屋根材(屋根の”顔”)
- 雨や日差しを直接受ける部分
- 瓦、スレート(コロニアル)、ガルバリウム鋼板など種類豊富
- 耐久性・断熱性・見た目に大きく影響!
② ルーフィング(防水シート)
- 屋根材の下にある防水の要
- 屋根材の隙間から入った水をしっかり防ぐ
- 耐久性の高い「改質アスファルトルーフィング」などが主流
※実は雨漏りの原因は、屋根材よりもこの「ルーフィングの劣化」が多い!
③ 野地板(のじいた)
- 屋根の下地となる合板(構造用合板やコンパネ)
- ルーフィングと屋根材を支える大事な板
- 傷んでいるとカバー工法ができない場合もある
④ 垂木(たるき)
- 野地板を支える斜めの木材
- 屋根の傾斜(勾配)を作り、骨組みとしての役割
⑤ 小屋組み(梁・母屋など)
- 屋根の最も内側にある構造
- 家全体の強度・耐震性に直結
- 木造軸組工法では「母屋」「束」「棟木」などが組み合わさる
③ 屋根の種類と形状も構造に関係!

屋根の形 | 特徴・構造のポイント |
---|---|
切妻屋根 | 最も一般的。シンプル構造で雨水の排水◎ |
寄棟屋根 | 四方向に傾斜。風雨に強く、重心が安定 |
陸屋根(平屋根) | 現代風でデザイン性◎。防水構造が重要! |
片流れ屋根 | 片側のみ勾配。太陽光パネルに向いている |
屋根形状によって、構造も微妙に変化します。
たとえば「陸屋根」は防水層の設計が命、「切妻」は換気性や雨仕舞のしやすさが特徴です。
④ 知っておきたい屋根構造の劣化ポイント
屋根構造の中でも、特にチェックしておきたいのが以下の3つ!
部位 | 劣化のサイン | 対策 |
---|---|---|
ルーフィング | 雨漏り・湿気 | 葺き替えで新しい防水層に交換 |
野地板 | たわみ・腐食 | 葺き替え時に一緒に張り替え |
棟板金 | ズレ・浮き・ビス抜け | 交換や再固定で対応 |
⑤ まとめ:屋根の「中身」こそが、家を守るカギ!
✔️ 見える屋根材の下には、複雑で大切な構造が詰まっています
✔️ 屋根のリフォームを考えるときは、見た目だけでなく中の状態(下地・防水)も要チェック!
✔️ 定期的な点検(10年に一度目安)で、トラブルを未然に防げます!
編集部のひとこと
屋根は「家を守る最後の砦」。
日々の雨風や紫外線から、家族と暮らしを静かに守り続けてくれています。
だからこそ、目に見えない“屋根の中身”にも目を向けることが、
快適で安心な住まいづくりの第一歩です!
「うちはまだ大丈夫」と思っていても、屋根の下では少しずつ劣化が進んでいることも…。
数年に一度の無料点検で、“家の健康診断”をしておくと安心ですよ!
気になる方は、まずはお気軽にホクリクルーフへ相談してみてくださいね✨
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