〜プロが教えるお役立ちコラム〜
お部屋に明るい光を取り込める「天窓(トップライト)」は、とても人気のある設備です。
でも、実はこんな声も…
「大雨のたびに水がポタポタ…」
「まわりの天井にシミができてきた…」
実は屋根と一体化している構造のため、雨漏りリスクが高い場所なんです。
今回は、そんな天窓からの雨漏りの「よくある原因」と「正しい対策」をご紹介します!
原因①【パッキン・シーリングの劣化】

天窓の枠まわりには、ゴム製のパッキンやコーキング材(シーリング)が使われています。
これが紫外線や風雨で劣化して、ひび割れや隙間ができると雨水が侵入!
✅チェックポイント
- 天窓の周囲に黒ずみ・ヒビ割れ
- ガラス枠に水滴や結露が多い
- 雨が降るとポタポタ音がする
対策
- 劣化している部分をコーキング打ち替え
- パッキンの交換(製品によっては部品取り寄せ可)
- DIYも可能ですが、高所作業になるので注意!
原因②【屋根材と天窓の取り合い部分の不具合】

天窓と屋根材(瓦・スレートなど)の接合部=取り合い部分の施工不良や劣化も、雨漏りの原因によくあります。
✅チェックポイント
- 天窓周囲の屋根材が浮いている or ズレている
- 天窓の下の天井に水シミ
- 強風時や吹き込みの雨で漏れる
対策
- 天窓周りの板金・防水シートの再施工
- 屋根全体の調査+部分的な補修または交換
補足:天窓設置後10年以上経っている場合は、防水シートの劣化も疑われます。
原因③【天窓本体の劣化・製品寿命】

そもそも天窓本体の経年劣化で、ガラスの断熱性能低下や接合部からの漏れが起こることも。
✅チェックポイント
- 天窓の開閉がスムーズでない
- フレームが腐食している、さびている
- 室内側にカビやシミ
対策
- 天窓本体の交換(10〜20年が交換目安)
- 最新の天窓は防水性能・断熱性能ともに◎なので、リフォームで快適に!
雨漏りが起きたときの応急処置(天窓編)

- 雨漏り箇所の下にバケツ+タオルでキャッチ
- 養生テープ+ビニールで仮カバー(室内側から)
- 写真で被害状況を記録(火災保険の対象になる場合あり)
まとめ:天窓の雨漏りを防ぐ3つの習慣
- 天窓のまわりの点検(外観) →年1〜2回
- パッキンやコーキングの補修 →5〜10年ごと
- 本体のメンテナンス or 交換 →10〜20年ごと
編集部よりひとこと
天窓は「採光・換気」という大きなメリットがある反面、屋根に開けた“穴”というリスクも抱えています。
でも、定期的な点検と正しい補修を行えば、快適で安心な空間をずっと保つことができます。
「天窓の雨漏り、気になるな…」という方は、
今のうちに一度プロの点検を受けてみるのがオススメですよ!
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