〜プロが教えるお役立ちコラム〜
外壁リフォームでよく聞く
金属サイディングとアルミサイディング。
名前は似ていますが、実際の性能・用途・考え方は大きく異なります。
結論から言うと、
アルミサイディングは「金属サイディングの一種」だが、かなり特殊
という位置づけです。
そもそも金属サイディングとは?
■ 定義
鋼板などの金属を主材とした外壁材の総称。
■ 主な素材
- ガルバリウム鋼板(主流)
- SGL鋼板
- トタン(昔の住宅)
- アルミ(※ここに含まれる)
アルミサイディングとは?
■ 定義
表面材にアルミニウムを使用した金属サイディング。
■ 特徴
- 非常に軽量
- 錆びない(赤サビ・白サビが出ない)
- 柔らかく加工しやすい
✔ 海沿い・塩害地域に強い
✔ メンテナンス性は高い
両者の違いを一覧で比較
| 項目 | 金属サイディング(ガルバ等) | アルミサイディング |
|---|---|---|
| 主素材 | 鋼板(鉄系) | アルミニウム |
| 重量 | 軽い | さらに軽い |
| 錆び | 条件次第で発生 | 基本的に発生しない |
| 耐衝撃性 | 強い | 凹みやすい |
| 断熱性 | 高い(断熱材一体型) | 製品により差 |
| 価格 | 比較的抑えめ | 高価になりやすい |
| 流通量 | 非常に多い | 少ない・限定的 |
どちらが「良い」のか?
- コスト・施工性・実績重視
→ 金属サイディング(ガルバ系) - 錆を絶対に避けたい環境
→ アルミサイディング
北陸のように
✔ 雨・雪が多い
✔ 飛来物・落雪リスクがある
地域では、
「強さ」と「軽さ」のバランスが取れた鋼板系金属サイディングが選ばれるケースが圧倒的です。
編集部からのひとこと
「アルミ=最強」というイメージを持たれがちですが、
外壁は素材単体の性能だけで決めるものではありません。
- 立地
- 気候
- 下地
- 将来のメンテナンス
これらを踏まえた上で選んでこそ、
本当に長持ちする外装リフォームになります。
素材選びで迷ったら、
「どこが一番傷みやすい家か?」
そこから考えるのが、失敗しない近道です。
屋根や外壁、雨樋の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
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