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コラム

外壁の“横の帯”=「幕板(まくいた)」とは?

〜プロが教えるお役立ちコラム〜

外壁に「横に帯状のもの」が付いているのを見たことありますよね。
あれは、建築のプロの間では一般的に「幕板(まくいた)」や「帯板(おびいた)」「化粧板」などと呼ばれています。

▶ 一言で言うと

外壁の1階と2階の境目などに取り付けられている、装飾+防水の役割を持つ横長の化粧板材です。

なぜ幕板があるの?

1. デザイン性のため(化粧性)

  • 外壁の印象を引き締める「アクセント」として使われます。
  • のっぺりした印象になりがちな壁面を、引き締めて高級感ある見た目に演出

2. 防水・雨仕舞いの役割

  • 外壁材の継ぎ目部分をカバーして、雨水の侵入を防ぐ役割。
  • 特にサイディングの縦目地や階層のつなぎ目部分に設置されていることが多いです。

3. 構造的な“切り替え”

  • 1階と2階で異なる外壁材を使用する時の境界ラインとして自然に見せるため。
  • 窓の高さに揃えるなど、全体のバランスを調整する目的も。

「幕板がある家」と「ない家」の違いは?

比較項目幕板がある家幕板がない家
見た目高級感・アクセントがあるシンプル・モダンな印象
防水性継ぎ目が隠れやすく雨仕舞い向上継ぎ目に直接雨が当たる可能性あり
メンテナンス板自体の劣化、浮きや反りに注意外壁材のジョイント部分の劣化に注意
リフォーム時塗装・板交換など手間が増える場合あり壁面一体なので塗装しやすいケースも

幕板に注意が必要なことは?

  • 幕板のシーリングや板材自体の劣化によって、逆に雨水が侵入してしまうことがあります。
  • 木製や窯業系の幕板は、水分を吸って反りやすく、交換が必要になることも。

💡最近では、アルミ製や樹脂製の耐久性の高い素材を使う家も増えています

編集部からのひとこと

「あると映える、でも放っとくと雨漏りの原因にも…⁉」
幕板は“おしゃれ”と“実用”を兼ねた便利な外壁アイテム。
でもメンテナンスを怠ると、見えないところで外壁内部に水が侵入しているケースも

石川県のような雨・湿気が多いエリアでは特に、定期点検や外壁塗装のメンテナンスでしっかりカバーしておくことが大切です!


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