〜プロが教えるお役立ちコラム〜
外壁のひび割れ(クラック)補修は、外壁の素材によって補修方法が異なります。
それぞれの素材に適した処置をしないと、再発や雨漏りの原因になることも。
ここでは代表的な外壁別に、補修方法とその理由をわかりやすく解説します!
モルタル外壁のひび割れ補修
施工方法:
- クラックのカッター処理(Vカット/Uカット)
→ ひび割れを広げて中に補修材を充填しやすくします。 - プライマー塗布
→ 補修材の接着力を高める下処理。 - コーキングや樹脂モルタルを充填
- 表面を平滑にして塗装で仕上げ
🔍 なぜこの方法?
モルタル壁は一体構造なので、ひび割れは構造の動きや乾燥収縮が原因。
しっかりと中まで充填しないと再発しやすく、雨水が侵入してしまいます。

窯業系サイディングのひび割れ補修
施工方法:
- ひび割れ箇所にプライマーを塗布
- 変成シリコン系コーキング材を注入
- 表面をなじませ、模様合わせ後にタッチアップ塗装
※ 大きな割れや欠損がある場合はサイディングボードの張り替えが必要になることも。
🔍 なぜこの方法?
窯業サイディングは、ボードの表面に防水塗膜が命。
ひび割れは、塗膜の劣化や地震などの動きが原因で、補修後に同じ柄・色に仕上げる技術も必要です。

ALC(軽量気泡コンクリート)パネルのひび割れ補修
施工方法:
- クラック部の清掃
- 専用の可とう性シーリング材で充填
- 防水補強テープやメッシュシートで補強することもあり
- 弾性塗料や防水性のある塗装で仕上げ
なぜこの方法?
ALCは吸水性が高いため、ひび割れからの雨水侵入が非常にリスク大。
防水処理をしっかり行わないと、内部の鉄筋腐食や断熱性低下につながるため、弾性系の塗料で防水性能を高めるのが基本です。
金属サイディングのひび割れ補修(ほぼ無いが例外あり)
金属サイディング自体がひび割れることは基本ありません。
ただし、表面塗膜の劣化やサビ、釘周りの腐食で割れに見える症状がある場合は:
- サビ除去 → 下地処理 → サビ止め → タッチアップ塗装
- パネルの浮きや変形が大きい場合は張り替え対応
編集部からのひとこと
外壁のひび割れを甘く見てはいけません。
北陸・石川県のように雨や雪が多い地域では、小さなクラックが重大な雨漏りや内部腐食の入口に…!
素材によって処置が違うので、自己判断せずプロに診てもらうのがいちばん安心です。
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