〜プロが教えるお役立ちコラム〜
「屋根の塗装に入る前に“タスペーサー”を挿しますねー」
と言われて、「え?何それ?」と思ったあなた、安心してください。
タスペーサーとは、スレート屋根(コロニアルやカラーベストなど)専用の“縁切り部材”です。
名前の由来は?
正式には「タスペーサー(TAS spacer)」ですが、
これは開発元の商品名のようなもので、
屋根材の間にスペース(すき間)をつくる「スペーサー」と思ってOKです!
どんな形?どう使う??
小さなプラスチック製のパーツで、
名刺よりちょっと小さいくらいのサイズ感。
👇 使用イメージ
スレート屋根の1枚1枚のすき間に差し込むことで、
屋根材同士がくっついて塞がってしまうのを防ぎます。
なんで必要なの?
屋根塗装では、塗料が屋根材のすき間に入り込むことがあります。
これが原因で屋根のすき間がぴったり密閉されてしまうと…👇
こんなトラブルが!
- 雨が屋根裏にたまって毛細管現象で逆流
- 湿気が逃げずに屋根下地が腐る
- 結果、雨漏りに直結!
これを防ぐために、あえてすき間を確保するのがタスペーサーの役割なんです。
どういう屋根に使うの?
- スレート屋根(コロニアル、カラーベスト)
- 特に既存屋根の塗り替え時
※和瓦やガルバリウムなどの金属屋根には使いません!
よくある疑問
Q. タスペーサーって絶対必要?
➡ 多くのスレート屋根には「必要不可欠」です。
とくに屋根材の重なりが小さい屋根では、縁切りを怠ると雨漏りリスク大!
Q. 縁切りって?
➡ タスペーサーの代わりに、カッターや皮スキで屋根材の間を手動で切る作業。
でもこれは手間とリスクが大きいため、今ではタスペーサーが主流です。
編集部のひとこと
小さな黒い部品ですが、「屋根塗装の成功はコイツにかかってる」と言っても過言じゃない!
見えないけど超重要!“縁の下の縁切り職人”タスペーサーに拍手を👏
塗装の前には「ちゃんと使ってくれるのか?」もチェックポイントです!
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