〜プロが教えるお役立ちコラム〜
スレート屋根(主に化粧スレート)は、
日本の住宅で最も普及している屋根材のひとつです。
スレート屋根の耐用年数(目安)
| 項目 | 年数 | 状況の目安 |
|---|---|---|
| 塗膜の寿命 | 約10〜15年 | 色あせ、コケ・カビ、反り、表面のざらつき |
| 屋根材本体の寿命 | 約25〜30年 | クラック(割れ)、欠け、層状剥離、水の吸い込み |
特に 積雪地域・海沿い・強風地域は劣化が早い傾向。
寿命が近づいたら検討すべき対策
スレートの劣化状況により、
選ぶべき工事は 3段階 あります。
①塗装工事(軽度劣化)
- 目的:防水性を復活、表面保護
- 適応状況:ひび割れ少なく、反りが軽度
- 注意点
- カバー工法や葺き替え前の「つなぎ」になることも
- 縁切り・タスペーサー必須(雨漏り予防)
②カバー工法(屋根重ね葺き)(中度〜重度劣化)
既存スレートの上に、
金属屋根(ガルバリウム鋼板など)を重ねる
- 屋根が新品同様に
- 廃材が少なくエコ
- 断熱・遮音向上の製品も多い
屋根材寿命ごとに一番選ばれやすい選択肢です。
③葺き替え(重度劣化・下地腐食あり)
- 既存屋根を撤去し、
野地板・防水層から全て刷新 - 構造耐久性もリセット可能
雨漏り・下地腐朽・築40年以上の建物に有効です。
アスベストの注意点(重要)
2004年以前のスレートは、
アスベストが含まれている可能性が高いです。
- 処分費が高くなる
- 取り扱いに専門資格が必要
- カバー工法の方が費用を抑えやすい
劣化サインチェックリスト
| チェック項目 | ある? |
|---|---|
| 表面が白っぽく粉を吹く | |
| 苔や藻が広範囲に発生 | |
| ひび割れ・欠損 | |
| 屋根材が浮いて見える | |
| 天井に雨染み |
1つでも当てはまれば、点検をおすすめします。
編集部からのひとこと
スレートは見た目以上に水を吸い込む素材です。
見た目の変化が出た時、すでに内部劣化が進んでいることも。
「まだ大丈夫」ではなく、「まだ守れる今のうち」に。
カバー工法(重ね葺き工事)は費用と耐久のバランスが良く、雪国にも相性◎
屋根や外壁の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
無料の診断・お見積りで、最適な工法と費用を丁寧にご提案いたします。
「外壁塗装」「外壁サイディング」「屋根塗装」「屋根リフォーム」「雨漏り診断」「雨樋修繕」など、
お住まいの状態が気になる方は、ぜひ各リンクから詳細をご確認ください。
地域密着だからこそできる、迅速・丁寧な対応をお約束します。


