〜プロが教えるお役立ちコラム〜
「サイディング(Siding)」とは、英語で「覆う」「張る」という意味。
建物の外側に貼り付ける板状の外壁材を指します。
かつての日本では、モルタル壁が主流でしたが、
近年では軽量・高耐久・施工性に優れるサイディングが圧倒的に普及しています。
サイディングの主な種類
種類 | 主な素材 | 特徴 |
---|---|---|
窯業系サイディング | セメント+繊維質 | 日本の住宅の約8割が採用。デザイン豊富でコスパ◎ |
金属系サイディング | ガルバリウム鋼板など | 軽量・断熱性が高く、寒冷地にも適する |
木質系サイディング | 天然木や集成材 | 温もりのある質感。メンテナンス頻度は高め |
樹脂系サイディング | 塩ビなどの樹脂素材 | 北米で主流。軽くて錆びず、退色にも強い |
サイディングの役割
サイディングは、単なる「見た目のパネル」ではありません。
住宅の外皮性能を高める多機能パーツです。
① 外壁を風雨・紫外線から守る
台風や紫外線、雨水などの外的要因から、建物の構造体(柱・断熱材など)を守る防護壁の役割を果たします。
② デザイン性の演出
レンガ調・木目調・石積み調など、デザインの自由度が非常に高いのが特徴。
住宅の印象を大きく左右する部分でもあります。
③ 断熱・遮音・防火性能の向上
金属系や高性能サイディングでは、内部に断熱材を一体化した製品もあり、
夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境に貢献します。
サイディングの注意点とメンテナンス
どんな素材も万能ではありません。
特に窯業系サイディングでは、以下の点に注意が必要です。
- コーキング(目地材)の劣化による雨水の侵入
- 塗膜のチョーキング(粉化)による防水性低下
- 反りや浮きなどの経年変形
これらは外壁塗装やコーキング打ち替えで定期的にメンテナンスすることで防げます。
- 表面の防水強化
・外壁やコンクリートに塗装や防水材を施工し、水の浸入を防ぐ。 - 吸水しにくい建材を選ぶ
・窯業サイディングや金属サイディングの中でも、防水性が高い製品を採用。 - 定期的なシーリング補修
・ひび割れやコーキング劣化を放置しない。水の入口をふさぐことが重要。 - 外壁リフォーム(カバー工法や張替え)
・すでに凍害が進行している場合は、外壁材の交換やカバー工事が必要になることも。
編集部からのひとこと
「サイディング」は外壁の“服”のような存在。
デザインで家の印象を決め、性能で家の寿命を延ばします。
北陸のような風雨の強い地域では、外壁の劣化が想像以上に進んでいる場合があります。
まずは、ホクリクルーフに在籍している外壁診断士の無料相談をお勧めします。
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