〜プロが教えるお役立ちコラム〜
棟瓦(むねがわら)や熨斗瓦(のし瓦)がズレると、
見た目の問題だけでなく雨漏り・構造・安全性に関わる重大なトラブルへ発展します。
ここでは、実際の現場で起きやすい影響と、プロがとる最適な対策をまとめました。
棟瓦・のし瓦がズレた場合の影響
1. 雨漏りリスクの急上昇
棟は屋根の最も高い位置にあり、雨水や風の影響を最も受ける部位。
ズレた隙間から雨が入りやすくなり、以下の症状に直結します。
- 下地木材(垂木・野地板)の腐食
- 断熱材の濡れ
- 天井への雨染み
棟部分の雨漏りは発見が遅れやすく、室内に出た時にはかなり進行しているケースが多いのが特徴です。
2. 地震・強風時に落下する危険性
ズレた棟瓦は固定力が弱まり、揺れや強風で落下するリスクが高まります。
- 通行人への落下
- 車や外構への損傷
- 隣家とのトラブル
特に北陸は風が強い日が多く、瓦の落下事故は頻度の高いトラブルです。
3. 屋根全体の歪みや崩れを引き起こす
棟瓦は屋根の“押さえ”としての役割もあるため、
ズレが広がると屋根全体が不安定になり、
- 棟の崩れ・倒壊
- のし瓦の段々剥がれ
- 鬼瓦の脱落
といった大きな破損へ発展します。
4. 瓦の劣化スピードが早まる
棟が不安定だと瓦全体が動きやすくなり、
- 表面の欠け
- 摩耗
- 漆喰の急激な劣化
などが連鎖的に進行します。
棟瓦・のし瓦のズレに対する対策
1. 漆喰の再施工(棟の維持が可能な場合)
軽度のズレや、漆喰が剥がれたことによる隙間が原因の場合。
施工内容
- 古い漆喰の撤去
- 新しい漆喰を詰め直して固定
- 補強金具(銅線など)の確認
ポイント
漆喰だけで支えている棟は、多くの場合、築20〜30年でズレやすくなります。
2. 棟の積み直し(根本解決)
棟瓦・のし瓦を一度すべて撤去し、再度正しい位置に積み直します。
施工内容
- 裏の土(葺き土)の除去・交換
- のし瓦の積み直し
- 改良棟金具で緊結
- 最上段の棟瓦をしっかり固定
メリット
ほぼ新品の状態に戻るため、耐久性が長くなる。
放置した場合どうなる?
- 棟の崩落
- 大規模な雨漏り
- 屋根全体の交換が必要に
- 周囲への落下事故
軽度のズレなら比較的早く直せますが、
時間が経つほど工事規模・費用ともに跳ね上がる 部分です
編集部からのひとこと
棟瓦のズレは、屋根トラブルの「最初のサイン」でありながら、意外と見落とされがちです。
とくに築20年以上の瓦屋根では、ズレは放置すると一気に劣化が加速するため、早めの点検が大切。
屋根は家の“傘”です。
小さなズレを見つけた段階で手を打つことが、結果的に家を長く守る一番の近道といえるでしょう
屋根や外壁、雨樋の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
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