〜プロが教えるお役立ちコラム〜
改質アスファルトルーフィングとは、屋根材の下に施工する防水シート(ルーフィング)の一種です。
通常のアスファルトルーフィングに、合成ゴムや合成樹脂(SBS・APPなど)を配合することで、
防水性・耐久性・柔軟性を大幅に向上させた製品です。
屋根材が雨風を防ぐ「一枚目の防御」だとすると、
ルーフィングは万が一屋根材から雨水が侵入した際に建物を守る最後の防水層です。
結論として、屋根の寿命を左右する最も重要な建材の一つがルーフィングです。
改質アスファルトルーフィングの役割
- 雨水の侵入を防ぐ
- 雪解け水の浸入を防ぐ
- 強風時の吹き込み対策
- 結露による木材腐食を防ぐ
- 雨漏りから建物を守る
北陸では雨や雪が多いため、このルーフィングの性能が屋根の耐久性に大きく影響します。
通常のルーフィングとの違い
| 項目 | 改質アスファルト | 一般アスファルト |
|---|---|---|
| 耐久性 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| 防水性能 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 柔軟性 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| 耐寒性 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| 耐熱性 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| 価格 | やや高い | 安い |
| 期待耐用年数 | 約20~30年以上 | 約10~20年 |
改質アスファルトルーフィングのメリット
① 雨漏りしにくい
防水性能が高く、屋根材の隙間から侵入した雨水もしっかり防ぎます。
② 北陸の寒さに強い
一般的なルーフィングは寒さで硬くなり、ひび割れが起こることがあります。
改質アスファルトは柔軟性を維持するため、冬でも性能が低下しにくいのが特徴です。
③ 長寿命
屋根材だけ新しくしても、防水シートが先に劣化すると雨漏りの原因になります。
近年では30年近い耐久性を持つ製品もあり、屋根材と同等の寿命を期待できます。
④ 豪雨にも強い
近年増えているゲリラ豪雨や線状降水帯でも、防水性能を発揮します。
デメリット
- 一般品より価格が高い
- 品質の低い施工では性能を十分発揮できない
つまり、材料だけでなく施工品質も重要です
北陸でおすすめする理由
石川県・富山県では、
- 積雪
- 凍結
- 強風
- 豪雨
が毎年発生します。
そのため、価格だけで一般ルーフィングを選ぶよりも、
改質アスファルトルーフィングを採用した方が長期的な修繕費を抑えられるケースが多くあります。
主な製品例
- モラサンE
- ルーフラミテクトEX
- ルーフラミテクトZ
- ガムスターT330
- ニューライナールーフィング
- タディスセルフ
- カスタムライト
製品によって
- 粘着タイプ
- 遮熱タイプ
- 遮音タイプ
- 高耐久タイプ
など特徴が異なります。
よくある質問(FAQ)
Q. 屋根材が新しければルーフィングは不要ですか?
いいえ。ルーフィングは屋根の防水性能を支える重要な部材であり、屋根材だけでは雨漏りを完全に防ぐことはできません。
Q. 改質アスファルトルーフィングは何年持ちますか?
製品にもよりますが、一般的には20~30年以上が目安です。
Q. 北陸では必ず改質アスファルトルーフィングが必要ですか?
法的な義務はありませんが、積雪や豪雨の多い地域では、耐久性・防水性の観点から採用をおすすめします。
編集部からのひとこと
屋根リフォームでは、完成後に見えなくなるルーフィングこそが、建物を長く守る重要な部材です。
初期費用だけで判断せず、耐久性や地域の気候を考慮して選ぶことが、
将来の雨漏りや修繕費を抑えるポイントになります。
北陸のように雨や雪が多い地域では、
改質アスファルトルーフィングを選ぶメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
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