〜プロが教えるお役立ちコラム〜
「外壁の張り替え」と「重ね張り(カバー工法)」は似ているようで、
工法・コスト・耐久性に明確な違いがあります。
プロの視点で整理すると以下の通りです。
外壁張り替え(既存外壁を撤去して新しく張る)
特徴
- 既存の外壁材をすべて撤去し、下地(防水シート・胴縁)からやり直して新しい外壁を施工する方法。
メリット
- 下地の劣化(防水シートの破れ、構造材の腐食など)を確実に点検・修繕できる。
- デザインの自由度が高い。
- 住宅寿命を根本から延ばすリフォームになる。
デメリット
- 工期が長い(約2~3週間)。
- 産業廃棄物の撤去費用が発生 → コストが高め。
- 住まいへの負担(騒音・粉じん)が大きい。
耐久性の目安
- 新築同等、20~30年レベルの安心感。
外壁重ね張り(カバー工法)
特徴
- 既存の外壁は撤去せず、その上に新しい外壁材を重ねて施工。
メリット
- 撤去工事がないため、工期が短く(約1~2週間)、コストも安め。
- 既存外壁との二重構造になるので、断熱性・遮音性が向上。
- 廃材が少なく、環境負荷が軽い。
デメリット
- 既存外壁の内部下地の劣化を確認しにくい。
- 建物に「重み」が増えるため、地震リスク・基礎への負担増になる可能性あり。
- 外壁が厚くなることで、窓まわりの納まりに工夫が必要。
耐久性の目安
- 10~20年。外壁自体は新しくなるが、下地に劣化が潜んでいれば寿命に影響。
まとめ
- 根本的に直したい → 張り替え
- 費用・スピード重視 → 重ね張り(カバー工法)
- 特に北陸のように湿気・積雪に強い下地補修が必要な地域では、築年数や劣化度合いを見極めて工法を選ぶのが重要です。
編集部からのひとこと
張り替えは、“家の健康診断+手術”。
カバー工法は、“コーティング治療”。
どちらも正しい場面で選べば、住宅を長持ちさせます。
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