〜プロが教えるお役立ちコラム〜
「コロニアル」は、ケイミュー(旧クボタ)のスレート屋根商品に使われている名称で、
一般的には 化粧スレート(けしょうスレート)屋根 を指します。
その素材はずばり、
- セメント
- 繊維素材(パルプ繊維・合成繊維)
を主原料にした 薄い板状の屋根材 です。
昔はアスベストが含まれていましたが、
2004年以降は アスベスト(石綿)を含まない安全な製品 に切り替わっています。
なぜコロニアルは劣化しやすい?
スレート屋根の弱点はセメント系素材のため「素材自体が水を吸う」ことです。
セメント系素材は吸水性が高く、
雨・紫外線・熱によって徐々に
- 反り
- ひび割れ
- 塗膜の剥がれ(チョーキング)
- コケ・カビの発生
などが進行します。
特に北陸のような 降雨量・積雪量の多い地域では劣化が早い 傾向があります。
メンテナンスは何年ごとが理想?
一般的な目安は以下の通りです。
【1】塗装のメンテナンス
10〜15年ごと
塗膜が防水バリアの役割をしているため、
この時期を過ぎると吸水が一気に進み、劣化が加速します。
【2】屋根材そのものの寿命
25〜30年程度
30年を超えると、全体的に
- ひび割れ
- 反り
- 浮き
などが増え、塗装だけでは改善できない状態に。
この場合は、
- カバー工法(重ね葺き)
- 葺き替え
が現実的な対応になります。
北陸ではどう考えるべき?
北陸は雨・雪・湿気が多く、スレートへのダメージが大きい地域。
そのため、
- 10年経たずにコケの発生
- 雨だれによる劣化の偏り
- 雪の重みで割れやすい
- 吸水→凍結→割れのダメージが大きい
といった傾向があります。
そのため、点検サイクルは短め(5〜7年)を推奨されます。
編集部からのひとこと
スレート屋根は「いつ見ても変わらないように見える」のが落とし穴。
劣化が“目立たない”まま進行し、気づいた時には雨漏り寸前というケースが後を絶ちません。
特に北陸では、気候の厳しさによる劣化スピードが速いため、
早めの点検が結果的にコストを抑える最善策 になります。
「まだ大丈夫かな?」と思ったタイミングこそ、点検をおすすめします。
屋根や外壁、雨樋の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
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