〜プロが教えるお役立ちコラム〜
結論から言うと、
“塗装メンテナンスはほぼ不要” という意味ではほぼ正しい
ですが、
“完全にノーメンテで良い” という意味では誤解 です。
石粒付き屋根材(Tルーフ・セネターなど)は、一般的なガルバリウム鋼板よりも表面の塗膜劣化が起きにくく、
外観を長く保ちやすい構造になっているため「メンテナンスフリー」と言われることが多くなっています。
なぜメンテナンスフリーと言われるのか?
① 表面の石粒が “塗膜の代わり” に屋根を守っている
通常の金属屋根は塗膜が風雨や紫外線に直接さらされますが、
石粒付き屋根材は 天然石のチップが表面を覆っているため、金属が露出しない 仕組み。
その結果…
- 紫外線による退色がほぼない
- 塗装が剥がれない
- 表面の傷がつきにくい
= 塗装メンテナンスが基本的に不要
② “ジンカリウム鋼板” による高い耐久性
基材は、ガルバリウム鋼板よりさらに耐久性が高い ジンカリウム鋼板(アルミ・亜鉛・シリコン合金)。
- 錆びにくい
- 穴あきリスクが低い
- 寿命が30年以上期待できる
といったメリットがあります。
③ 表面がザラザラしているため、雪が滑り落ちにくい
積雪地域では、落雪による雨樋破損・雪害リスクが低減。
北陸のような地域でも耐候性を発揮しやすい。
「完全ノーメンテ」ではない理由
① 屋根材以外の役物は普通に劣化する
棟板金・雪止め・雨押さえ等は経年劣化するため点検は必要。
② 施工不良があれば雨漏りは起きる
良い材料でも
ルーフィング(防水紙)や納まりが悪いと雨漏り は発生します。
石粒付き屋根材はどんな人に向いている?
- 塗装メンテナンスを避けたい
- 屋根の見た目を長く維持したい
- 潮風・強い紫外線・豪雨などの気候に強い屋根が欲しい
- 北陸など積雪地域にも対応可能な屋根材を選びたい
編集部からのひとこと
石粒付き屋根材は、屋根リフォームの中でも特に “長期的に安心したい方” に人気の選択肢です。
ただし、どんな屋根材でも 「施工の丁寧さ」 と 「屋根全体のバランス」 が寿命を左右します。
屋根材だけで判断せず、下地・ルーフィング・棟部の納まりまでセットで
しっかりチェックすることが、長持ちする家づくりのポイントです。
屋根や外壁、雨樋の不調は、早期発見・早期対処がコストを抑える鍵です。
金沢市・石川県を中心に対応しているホクリクルーフでは、
無料の診断・お見積りで、最適な工法と費用を丁寧にご提案いたします。
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